新版ダリの繭

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 685
感想 : 97
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  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048731874

感想・レビュー・書評

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  • 本格派というよりは、むしろいい意味で軽い娯楽作品という感のある作品だ。強烈な殺人というわけではなく、動機とかもどろどろしていない。
    ある意味では、トリックが偶然的過ぎて興ざめするのだが、物語の楽しさである程度カバーできているように思う。

    数冊読んでみたけれど、この作者は軽快な文章とユーモアが詰まった本格派ミステリー作家という感じ。トリックのための物語にせず、物語の中にトリックを挿入している感じは好感が持てる。ただし、あっと驚くという感じ にまだ巡り合っていないのが残念だ。

著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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