- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048735476
感想・レビュー・書評
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続編のほうが面白かった。
これはいまいちだけど、これを読むと
押し屋とか先生とか続編のチョイ役が良くわかる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マリアビートルを先に読んでしまったのですが、こっちも面白い!もう一度マリアビートルを読み返したくなりました。読み終わった後の爽快感はこっちのほうがあります。全然接点のなかった殺し屋たちが引き寄せられるように関係していくところは、読んでいてどんどん盛り上がっていきました。マリアビートルではあまり知ることのできなかった槿さんがかっこよすぎます!
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轢き逃げされた妻の復讐をしようとする「鈴木」と、殺し屋3人の物語。
私は悪人を殺した所で何の清涼感も感じない人間なので、これは「苦手」の部類の話ですが、最後まで読ませる力はありました。
ハードボイルドのニューウェーブという所でしょうか。
何作か読んだだけで、伊坂さんが「多視点小説が好き」「自作引用が好き」「殺し屋大好き!」という事は理解。
これが「お約束」という美学となるか、「ワンパターン」となるか、興味のあるところではあります。-
伊坂さんは好きですが、いわゆるバイオレンスものは苦手です。ということで、ストーリーはおもしろいけど、No thank youでした。
...伊坂さんは好きですが、いわゆるバイオレンスものは苦手です。ということで、ストーリーはおもしろいけど、No thank youでした。
この本を読んだ後、駅で長い貨物列車を見て、「長いなぁ」と思った瞬間、ゾクっとしたのを覚えています(笑)2010/07/19 -
私も暴力で解決する話は苦手ですね。
結局、「人は群れると狂う」ってことが言いたかったのかなぁ。
伊坂さんの書く物語はどれも「人間嫌悪」な...私も暴力で解決する話は苦手ですね。
結局、「人は群れると狂う」ってことが言いたかったのかなぁ。
伊坂さんの書く物語はどれも「人間嫌悪」な所があって、グリーンピース的なものを感じる瞬間があります…。2010/07/20
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今まで読んだ井坂作品の中では、これが一番好き。
バッドエンドなんだけど、たくさん悲しいひとたちが出てくるんだけど、ストーリーとしては本当にぞくぞくするほど面白いから。
「押し屋」という存在が怖くて、これを読んで数年経つというのに、未だに大勢のひとがいるプラットフォームとか交差点に立つと「押し屋」のことを思い浮かべます。 -
2005年7月8日読了
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図書館。
3人の殺し屋(?)の視点で描かれる狂想曲。
最後まで駆け抜けていく感がありました。面白かったです。 -
今とても勢いのある作家さん。「ラッシュライフ」同様、視点となる3人が交錯する構成です。私の苦手な、いわゆる裏社会を描いてる割には、胸のむかつくようなことがありませんでした。汚くなりすぎない、品がいい、という印象を受けます。狂気を感じさせるラストにも、黒さより幻想的な雰囲気を感じました。親のような上司に逆おうともがく蝉の姿が可愛くて微笑ましかったです。高校の頃に受けた倫理の授業を思い出したりして。若さですねぇ。
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これはもう、鯨がかっこよすぎるんですよ!
そして、ラストがびっくりするんですよ!
何言ってるか、わかんないでしょ?
読むと、何が言いたいかわかります。 -
伊坂幸太郎にしてはやや物足りないんですが、それなりに面白いです。
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「バカジャナイノー」の一言が、忘れられません。