あなたに逢えてよかった

著者 :
  • 角川書店
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感想 : 67
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  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048737036

感想・レビュー・書評

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  • 2011/4/11

    913.6||シン (3階文学)

    もし、かけがえのない人が自分の存在を忘れてしまったら?
    記憶障害を通じて育まれていく、夏陽(なつひ)と純也(じゅんや)の愛の奇蹟・・・
    記憶障害という過酷な運命の中で、二人はひたむきに生きてゆく。
    心に深く刻まれた“あの思い出”に願いをこめて・・・
    新堂冬樹が“絶対の愛”を真正面から描いた 「忘れ雪」 「ある愛の詩」に続く号泣せずにはいられない感動の純恋小説3部作、完結篇。

  • 大好きな人が記憶障害になってしまい、自分のことをも忘れてしまう、それでもそばにいたい、そんな恋愛小説です。
    せつないけれど、二人のお互いを思う気持ちにあったかくなります。

  • 初めてこんな純愛ものを読んだ。
    読み終わってかなりほっこりした~。
    彼氏が認知症にかかる話なんやけど、こんなにも純愛すぎるの本当にあるんかって思った。

    新堂冬樹の日常の描写がとてもきれい!!!同じ風景でも登場人物の心情というフィルターから見える印象をあんなにきれいな文章にできるなんてすごい!

  • 恋人(純也)が記憶障害になり、自分(夏陽)の事を忘れていってしまうお話。
    20代の二人には、切なすぎる恋愛。
    分かりきっているような内容だけど、涙してしまった・・・。

  • 随分前に読んだものですがとても感動した本なので…
    好きになった人が記憶障害になってしまうというとても切ないお話ですが、自分の事を忘れてしまっても逢いたいという夏陽さんのその思いに感動しました。
    新堂冬樹さんの恋愛小説はじーんとくるお話ばかりなのでハンカチ片手に読むことをおすすめします。

  • こてこての恋愛小説。ケータイ小説の延長。砂吐きそうでした。この手のラブストーリーにはもう感動できないなぁ。
    自転車に轢かれて交通事故で頭打って記憶障害って一体。この前読んだこの人の本は自動車に轢かれて目が見えなくなっただし、お決まりの泣きのパターンすぎて感動も何もない。そもそもなぜ自転車?車のがまだ良かったのに。
    こういうのって長年連れ添った夫婦なら、例えアルツハイマーでも愛してるわ!もわかるけど、人生80年で働けもしないヒモ同然の存在の男と、毎月ぎりぎりの紅茶専門店赤字経営の女じゃ心荒むだろうなぁ。若年性アルツハイマーでも障害者年金出るらしいけど。紅茶専門店なんてまず流行らない。ケーキやお菓子が凄くおいしいなら別だけど、そんなことはなさそうだし。


    ラストはハッピーエンドが好きなのですが、このエンドはアンハッピーとしか思えない。悪いけど男が交通事故ででも死んで弟とくっついたほうが、幸せでしょう。弟いい人だし。
    この人の本もう一冊あるけど、読めるかなぁ・・・

  • 2010/6/19(~44)20(~250)21(~439終)

    私が中学生の時、新堂春樹をはじめて読み、母に勧めたら母がものすごくはまってたくさんの新堂シリーズを買いあさった中の1つ。

    久しぶりに読んだので、最初甘い恋物語に少しばかり戸惑いと違和感を感じ慣れるまでに時間がかかったけれども、読んでいくにつれ昔の新鮮な気持ちを思い出したかのように読み耽っていた。
    白新堂シリーズの1つ。
    彼は甘くて現実ではありえないような漫画の世界のような恋愛小説を書くのがうまいというか、読むと人を引き付けるものがあるなーとつくづく思った。
    同時にただ、甘いだけでなく、真剣なる題材を基にして主人公の心情をこの本はリアルに描いたものだと思いました。
    久しぶりにこういう小説を読むと心がいやされます。

  • 「おいしい紅茶を、飲みに行きませんか?」

    常連客の純也からかけられた奇妙なデートの誘い。

    紅茶専門店に勤める夏陽にとって、それが運命が動き始めた瞬間だった。

    記憶障害の患者を相手に、病院で作業療法に従事する純也。

    その優しさと誠実さに惹かれ、夏陽は徐々に心を開いてゆく。

    だが、初めて2人で出かけた軽井沢の旅行で、純也がまさしく記憶障害に

    冒されていることが判明した…。

  • 時間をかけてゆっくりゆっくり読みました。
    ゆっくりになってしまった理由は、あまりに内容が暗くて、僕はその感情に踏み潰されそうな気がしたからです。

    認知症のお話。
    記憶関係の話は弱いのでやめて欲しい。案の定泣きそうになった。

  • この作者が好きになったきっかけ。
    気づきを与えてくれた

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著者プロフィール

1998年作家デビュー。2003年『忘れ雪』が大ベストセラーとなる。『ある愛の詩』『あなたに逢えてよかった』と続く“純恋小説”という新ジャンルを打ち立て、話題となる。著書に『動物記』『ブルーバレンタイン』など多数。近年、『虹の橋から来た犬』がスマッシュヒットとなる。

「2023年 『なごり雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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