- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048737593
感想・レビュー・書評
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一人称が「ボク」の四人が繰り広げる報われない恋の物語。全てが尖っていて、鋭利な刃物のように無垢な心を切りつけてくる。ゲイ、女装趣味、彫り師、レズビアンへの恋、とバラエティに富んだ物語が掌編によって繋がっている。東雲侑子シリーズから森橋ビンゴを知った新参者だけれど、この人の物語はいつも痛くて淡い。一般に移っても年齢が変わるだけで、物語性は変わらないのだな。そこがまた、美しい。
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著者略歴を見て、
「ライトノベル界でもっとも注目すべき」
と書いてあるのを見て、
うっ、失敗したか!?
と思いましたが。
これはこれで良かったです。
確かにラノベっぽい文体かもしれないけれど。
なんか、ラノベって書いてあったからか、そういう眼鏡でしか見られなかったんですが、(いや、別にラノベはラノベで良いと思うけれど。なんだろう・・・ハードカバーでは読みたくないのかな?よくわかんない複雑なこの気持ち←ちょっとラノベっぽくない、この言葉達w)
そう!
ずらずら書いてあって、重要なこともそうでないことも一緒くたになってて美しくない!
・・・そんな話はどうでもよく。
えー、短編集なのですが、どの話も割りと好きでした。
なんか、全部寂しく切なくなるのだけれど。
この人が女性視点で書いたらどうなるのかなー?と思いました。
いわゆる「ヘタレ」な男が主人公の話ばかりです。
みんな女に振り回されている・・・ -
ボクは女の子と出逢い別れるたびにチョコレートケーキを焼く。だからこの物語はボクが4人の女の子とどう出逢い、そしてどんなチョコレートケーキを作るか、というお話なんだ。
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ライトノベル発の甘くて苦い、恋物語。
タイトルと装丁に惹かれて読んだけれど、作者の青さが出ててちょっと読むのにしんどかった作品。
ライトノベルの上っ面感はあるけど、
ワクワクドキドキ感は少なめで、
かといって、小説ならではの繊細さは少なくて。
技巧をこねくりまわしてる感じが、ちょっと残念。
ネタや素材はよかったんだけどな。
この作者があと何十年かしたら、もっと作風が変わるのかしら。 -
最初のお話がすき。あんなの理想論だろうけど、三人でずっと一緒ってすごくすてき。だからちょっと切なかった。
最後の砂緒の話も、ヒロインが魅力的。
こういうちょっと消化不良感のある話はあんまりだけど、良かった。
他の本も読みたい。 -
いろいろ普通じゃない。けど、普通だ。おかしくなんかない。
そんな短編集。恋愛系というかぶっちゃけ変態系?
http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-196.html -
デザインは良かった記憶。
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丸くはない 4つの恋のお話
変態たちのお話
どこまでもどこまでも
どうしようもない人間は
個人的にとても愛おしいなぁと再確認してしまった
だいすき この作品
チョコレートケーキ作りたい
悲しい出来事があった日には -
最初と最後の話が好き。
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◎
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さくさく読める。