- Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048738163
感想・レビュー・書評
-
知人に紹介されて気になっていたが、本日やっと読むことができた。
ちょっと疲れてるときに読んでしまっていまいち内容を噛み砕くことができなかったので、落ち着いてるときにまた読み返してみようと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自殺したクラスメートが持っていた自分の名が刻印されたネームプレート。何故彼がこんな物を持っていたのか気になり調べているうちに、忘れていた過去の事件がよみがえる。
ひらがなで「もえない」。物理的に燃えないのか、気持ちが熱くならないのか、いや、萌えないなのかも・・・な~んて思いつつ読見始めたのだけれど、どっちの方向に進んでいのか良く分からない。でも、なんとなく不穏な空気が漂う感じ。
話自体が楽しいものではなかったし、終わり方もなんだかすっきりしなかったな。犯人の心情とか、もっと知りたかったんだけど。
ジュニア向けの感じかな。 -
期待しすぎたかしら・・・?
さっぱり面白くありませんでした。
複線いっぱいだったけれど、「あぁ、そう・・・」って感じだったし。
私が理解できてないのかしら?
姫野って名前とキャラクターの安直さにもがっかり。
夢に現れたでっかい顔は『銀魂』のマダオのハイジにしか思えず、苦笑してしまったし。
(ごめんなさい、じゅんちゃん)
夢と現実のごっちゃになり方が中途半端なSFっぽくて・・・残念。
温室の百合って、もっともっと濃厚濃密な世界を作れると思う。
まあ、なぜ人は全て燃えて無くならないのか、○○はもえないのかの件は良いと思ったので☆2つ。 -
2007年に出された物語。
同級生の葬儀から「もえない」にいたるまでの、ぼやっとした物語(笑)。
謎は謎のまま残して、終末を向かえているのだけども、森 博嗣なので、敢えてそうしているのだと思う。
読み終えた後も、「アレってどうなったんだろう・・・(・_・)」と思うこともあるけども、そこをいろいろ考えてみるのも面白いことだったり。
現実だって、すべて解決・解明されていることなんて少ない筈。
----------------
【内容(「BOOK」データベースより)】
クラスメートの杉山が死に、僕の名前を彫り込んだプレートを遺していった。古い手紙には「友人の姫野に、山岸小夜子という女と関わらないよう伝えてほしい」という伝言が。しかし、その山岸もまた死んでしまったらしい。不可解な事件に否応なく巻き込まれてゆく僕は、ある時期から自分の記憶に曖昧な部分があることに気づき始める。そして今度は、僕の目前で事件が—。
---------------- -
事件性とかトリックどうのではなくて、森博嗣が書く登場人物たちの、その会話を読んでるだけで楽しい。
淵田君と姫野君の雰囲気が好きだ。 -
忘れていたのは、つまり、人を殺しても、普通の生活ができることとおなじじゃないか。人間って、そんなふうにできているのだ。どんなに悲惨なことがあっても生きていけるように、精神が鈍感にデザインされているのだ。
(P.251) -
森作品といえば「殺人事件ミステリー」と脳内に叩き込まれてしまったのがつらい。確かに殺人は起きているけれど、高校生が主人公のとても爽やかなお話でした。
タイトルの意味が読む前から気になっていたけれど、最後に出てきてはっとしました。本当にそうだなぁ、と。
ただ、もう少しパンチのあるお話を期待してしまいます。 -
星無$$面白くない。森氏なのに、良さが一つも無かった。$$結局落ちが言いたかったのか?
-
森博嗣作品によくある、先生の頭がよくてさらっと書けてしまうがゆえに深みにいまいち欠けるという印象(←実際はどうか解らないし、甚だ失礼な話ですが、あくまでわたしの印象)の作品…
読んでいて続きが気になってすいすい読んじゃうし、面白いのだけど…なにかが…。