もえない: Incombustibles

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048738163

感想・レビュー・書評

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  • 高校の同級生の葬式から物語は始まる。この主人公もぼんやりとしているので、ぼんやりとしたストーリ。死んだ同級生は別に友人でもなく、なぜ葬式にきたのかって問われたらそーゆーもんだと思ったからってだけで…ぼんやりとしている。独特な文章が詩を詠んでいるような心地。

  • 初めての森博嗣作品。
    不思議な世界観。

  • 森博嗣にしてはあんまり面白くなかった。ミステリーというよりもサスペンス。萌えないと燃えないのダブルミーニングかな

  • ミステリィだと認識して読んだのが、ちょっとよくなかったかなと。森さんの文章を楽しむという意味では、面白かったです。「探偵伯爵と僕」と似てるような印象を受けました。(最後の展開が)

  • ■クラスメートの杉山が死に、僕の名前を彫り込んだプレートを遺していった。古い手紙には「友人の姫野に、山岸小夜子という女と関わらないよう伝えてほしい」という伝言が。しかし、その山岸もまた死んでしまったらしい。不可解な事件に否応なく巻き込まれてゆく僕は、ある時期から自分の記憶に曖昧な部分があることに気づき始める。そして今度は、僕の目前で事件が―。

    ■■森博嗣の中では初の高校生が主人公だったんじゃないかなと思います。だからなのか、小難しい薀蓄がほとんどなかった。読みやすかったし、面白かった。主人公の記憶が徐々に紐解けていくシーンでは、単純にハラハラしてしまいました。そして、やっぱり騙された・・・。

  • クラスメートの杉山が死に、僕の名前を彫り込んだプレートを遺していった。古い手紙には「友人の姫野に、山岸小夜子という女と関わらないよう伝えてほしい」という伝言が。しかし、その山岸もまた死んでしまったらしい。不可解な事件に否応なく巻き込まれてゆく僕は、ある時期から自分の記憶に曖昧な部分があることに気づき始める。そして今度は、僕の目前で事件が―。

  • さいごに「もえない」の言葉の着地点。終盤の盛り上がりはおもしろい。なんか姫野と主人公の関係がトーマの心臓のユーリと親友の関係にちょっと似てるなぁって思った。

  • 森さんの短編集で出てきた犀川先生の出身校(&国枝先生の旦那さんが勤めてる)が出てきた話しの主人公たちがメインで出てきてると言うので読み直し。

    とはいえ、あんまり高校の描写はなくて残念だったなぁ~
    有名男子進学校ってくらいしか共通点が無いって言う…

    お話の内容自体はあんまりあんまりな感じかなぁ~
    可もなく不可もなく。
    概念はもえない(無くならない)ってあたりは森さんらしいな。
    女の子に興味の無い主人公が好きだなぁ~
    必ず女の子にモテる男の子も出てくるんだよねww
    その辺が森さんらしくっていいな☆

  • 会話を追っていたら話が終わっていた。もう一度読む。

  • クラスメイトが死んだ。彼の遺品の中に自分の名前が刻まれた金属のプレートがあった。何故か気にかかって彼の死の原因を探る中、主人公は忘れていた記憶と対峙する。

    図書館で借りて読了。

    表紙がかわいらしいのでそのイメージで読むと痛い目を見るような。テーマは題名、引用の通り一貫しているなぁと。
    記憶を取り戻す過程が臨場感があると捉えるか間延びしていると捉えるかは紙一重かな。
    主人公の学生らしさ、青春時代らしさは微笑ましかったのだけれど、それと森作品らしい温度の低さが自分の中ではあまり噛みあわなかったかも。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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