- Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048738835
感想・レビュー・書評
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すげーアタマがいい人が書いている。すげーアタマがいい人が読んだらいいと思う。国際関係も地球科学も文学も何でも来い、みたいなヤツが。
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デビュー作では、世界規模のネットコンゲームを描き、第2作目となる今作では、世界を股に掛けたウイルステロを描く。
相変わらず、登場人物が多く、1回読んだだけでは、なかなか理解に苦しむが、最後まで誰が本当の敵か分からず、二転三転していく様は面白い。
ウイルステロがメインだと思って、期待したのだけれど、実際にウイルステロは隠れ蓑で、本当は3年前に殺された研究者が隠したレポートの争奪戦。
もう少し、ウイルステロをうまく絡めていたら、星も1個増えたかも。-
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https://kakuyomu.jp/my/works/168173306653438342002023/10/16
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渋谷で爆発予告があり、爆発物の中身はというとH5N1型という高病原性鳥インフルエンザウィルスだという。
インフルエンザは感染力が強くて、飛沫感染するので、そんなウィルスをばらまかれたら大変なことになるのですが、とりあえず阻止。
でもこれは序章にすぎず、逮捕された容疑者北村は世界各国にこのウィルスが仕組まれた爆弾を仕掛けたという。
世界各国を相手に世界平和を求める声明をだすが、本当の目的は殺されてしまった北村の息子の意志を通すことと、孫娘の保護。
死んだ息子の意志とは新たなエネルギー資源についてのレポートで、これをめぐって産油国、アメリカなどが動き出す。
異国の地で不法滞在者となっている孫娘、その娘をなぜか守りに来た元傭兵、日本の役人の三人が様々な攻撃からすんでのところで難を逃れたり、各国の利害関係など興味深いものもたくさん。
これだけ世界がエネルギー問題に窮しているときに、本当に産油国の利益を守ることを目的に新たなエネルギーについての提言が抹殺されているのではないかと思わずにはいられないリアルな話だった。
北村老人の細菌テロは、それだけをクローズアップするとエピソードとして弱い感があるけど、これって、本当に起こりうる新たなテロなんだな〜と思うとちょっとひいた-
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老科学者が、世界中にウィルス爆弾を仕掛けて、世界平和を訴える。平和の為のテロというパラドックス。強引なところもありますが、テーマとして面白いから良いの。地球温暖化について書かれているとこも興味深いです。先進国でエコだなんだと言っても、この後、爆発的に発展するであろう発展途上国のことを考えたら、今言われているような対応策では土台無理。でも例えば石油に代わるエネルギーが開発されちゃったら、今の石油中心の力関係が根底からひっくり返ってしまうでしょ、それを今力持ってるとこが良しとするのかどうか。未来の為に、自分が今、貧乏になるってことが出来るでしょうか。
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