妖奇庵夜話 空蝉の少年

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 219
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048741668

感想・レビュー・書評

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  • 妖奇庵夜話続編。二作目ということで、キャラも少し定まってきたように思う。伊織さんは前作よりかなりソフトになった気はするけれど。
    さらっと読めるし、ファンタジーっぽいもの(レーベルとしてはホラーらしいが)が好きな人にはお勧め。青目の正体や伊織さんとの因縁も明らかになってきたけど、この終わり方はまだまだ続くのかな。続きが楽しみ。
    それにしても、神永学さんの心霊探偵八雲シリーズにかなり似てる気が。それの妖怪?妖人?版って感じ。

  • 伊織毒舌が若干控えめ、優しくなったのか!?
    それにしても伊織も夷もマメが好きすぎるw
    マメの手作り水羊羹、ご相伴にあずかりたいものです。

  • 妖人 件。

    今回の洗足さんはやさしい??
    いろいろと面倒見がいい人だった。

    マメくんのやさしさも一段と磨きがかかってる。

  • 1巻目で気にいったので、すぐに2巻目を。
    いやなかなかの面白さ。やさしく聡明なキャラクターたち。
    いい大人ですが、魅せられましたよ。
    おすすめだなあ。

  • 女の子の欲望に対する
    消費や処方の表現が上手だなぁ、なんて
    全然関係ない事考えてました。

    ううーん、
    やっぱり可もなく不可もなく。

  • 夜話2冊目。1冊目よりもキャラの性格がわかってる分物語がすっきりしてて読みやすかったです。結末がきれいに終わりすぎてちょっと物足りない気もしたけども・・・
    とりあえずマメちゃんかあいい~

  • 鬱陶しかった刑事さんもそれなりの位置を確保して、洗足家の常連さんとなった2巻目。純真なマメがノラ猫のにゃあさんを助けたところから話が広がっていく。

  • 面白かった!

    前巻の説明的な部分も面白かったけど、今回はすべて知ってる上で話が進むから尚更面白い。

    相変わらず脇坂君は弄られて、マメは可愛くて藪蛇庵の主人はとぼけている。

    今回も少しずつ、色んな角度から物語は進むが最後に繋がるのが面白い。

    マメの前に居るテルくんと照子があまりに違い過ぎだけど、青目の暗示の所為だと言うことで。
    実際そうなんだろうけど、あまりにかけ離れてて受け入れるのに苦労する。

    続編があってもおかしくない終わり方。
    寧ろ続編を出した方がよいと思う!

    面白かった。

  • シリーズ2作目。いろいろかなりネタバレです。
    今回は予知能力を持つという妖人『件』を名乗る占い師を巡る話。
    前回よりはそこまで妖人の属性と絡めた展開ではなかったかな。

    それにしてもちょっと全体のまとまりが弱いかなと。
    青目の特性があまりはっきり示されていないので「暗示」にやたらあっさりかかっちゃったんだなという印象があったり、暗示状態と照子の日常とテルの日常の間での動きがよく見えないので、照子とテルが同一人物だというのはわかるけど、本来の性質が朧げで、マメとテルの関係性のエピソードがオチにすんなり直結できなかったり。
    照子と咲耶の日常の関係性も繋がりを把握しづらいなとか、サブエピソードとしての「二口女」があんまり本編と絡みきれてない気もするとか、殺された「件」の影薄すぎやしないかとか。

    「ネット社会」の負の特性や「占い」の掘り下げはいろいろと納得できるし、1つ1つの文章が言いたい事はよくわかるんだけど、主要キャラクター以外の人物がふわっとしすぎて、全体としてぼやけたのかなと。

    主要キャラクターはかなり書き込まれてきて、生き生きしております。
    ふと建築探偵シリーズのコミカライズ、やまねさんでもありだったんじゃないかと思った(笑)。だってどうしてもマメが蒼…もご。

  • 第二弾。

    超人の遺伝子をもつ妖人をめぐっての物語。

    一巻は「おおっ?」といった視点だったのですが二巻は面白いライトノベルという感じでした。

    メインの妖人は件 。

    でも、超キャラが薄かったです。

    三巻に期待。

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著者プロフィール

東京都出身。おもにライトノベルにて活躍する気鋭。代表作は「カブキブ!」シリーズ、「魚住くん」シリーズ(角川文庫)、「妖き庵夜話」シリーズ(角川ホラー文庫)、「宮廷神官物語」シリーズ(角川書店ビーンズ文庫)など。榎田尤利名義でも著書多数。

「2023年 『妖奇庵夜話 千の波 万の波』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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