ソードアート・オンライン (9) アリシゼーション・ビギニング (電撃文庫)
- KADOKAWA (2012年2月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048862714
感想・レビュー・書評
-
ソードアート・オンラインの新シリーズ開幕だが、どうものれなかった……。これだけの厚さでありながら、ストーリーはほとんど動いていない。キー・キャラクターのアリスが消え、残された2人が再会(?)し、彼女を救いに旅立とうとするところまでが描かれる。
しかしまあ、アインクラッド編のナーヴギアもすごいなと思ったが、本作に登場するテクノロジーはそれを遥かに凌駕する。正直なところ、キリトがアスナたちにする解説を、ぼくはきちんと理解できたのかどうか……。
動き始めた物語はこの先どんな展開をするのだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「アクセル・ワールド」のファンです。TVアニメ第3シーズンに触発されて、第4部アリシゼーションを読み始めることにしました。
「アクセル・ワールド」につながると思われる技術的な話が色々と出てきて、ファンとしてはそれだけで興奮してしまいます(やっぱりキリトは・・・)。
終わっていなかった「死銃事件」をきっかけにキリトの新しい冒険が始まりますが、まだまだ序盤、手探りで謎だらけの世界を進んで行きます。先がとっても楽しみです。 -
激動のシーズンの予感
-
ひょえー。冒頭、オフラインからの第三者目線が無いからなんか超居心地悪い感じで読み始めたら、それがポイントだった。さっき読んだレビューで16巻まで(最低でも)続くと聞いてちょっと腰が砕けてしまった。テーマは深くて面白いと思う。
-
シリーズ9作目。
今回から第四部に突入。非常にチャレンジングな内容になっている。
このシリーズは共通して、「あまりにもリアルなゲームは、現実と何が違うのか」という問いを投げかけてくる。その問いは、そのまま「私たちが「リアル」と認識するものは何か」とうい問にも繋がっていく。
[more]
その基本的な部分は第四部でも共通だ。しかし、提示のされ方が微妙に異なっている。それは舞台装置としてのゲーム機(ナーヴギア)の変化という形で提示されており、それが同じ作者の「アクセルワールド」シリーズとの微妙な関係性も暗示している。
ゲームを新しく設定し、主人公のパラメータをリセットし、ゲームシステムについて一切情報を与えないまま、ゲームの中に放り込む。これまでの強キャラキリトくんとは違った展開だ。
さらに、これまでのシリーズでは、ゲーム内のプレイヤーは現実の自分の身体がどうなっているかを直接知覚できない設定になっていた。が、読者は彼らがどのような状態になっているかを知らされていた。今作では、それが途中から明示されていない。もちろん、そういう書き方なのだろう。ここら辺が非常にうまい。
あと、本の半分ぐらいに「オープニング」があるのが印象的である。FFの橋を渡ったところで感動的に導入されるオープニングを彷彿とした。
これまでも面白い作品だと思っていたが、ここにきて表現や構成の土俵が一段広がったような印象を受ける。自作が楽しみだ。 -
ユージオ、アリス。前半だるすぎ。ようやく後半に話が展開してきた。次の巻に期待
-
新章スタート。そして旅立つは2人の青年。
物語の構図やテーマを色々試せるようになったのはご同慶の至りである。 -
新章突入で、目が覚めたら異世界でしたな話。
まとめるとファンタジーで定番な設定だが、SAOという味付けによって新たな魅力と謎のある世界観になっている。
タイトルに「ビギニング」と付くだけあって続きが楽しみな内容になっている。 -
まさかの次世代機編。
というわけで長大編の冒頭は、ある意味ベタすぎるほどのファンタジー冒険譚。これまでのノリを振り切って、ゴブリン倒すだけで盛り上げてくるのは流石であります。