- Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048923347
感想・レビュー・書評
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2016年8月メディアワークス文庫刊。書下ろし。シリーズ6作め。3話の連作短編。登場する神様は、どこかに哀しみを隠している。御用人がそれを受けとめるところが、面白い。毎回の書出しで、次代の御用人が出て来るが、良彦はさぞ、優秀だったのだろうと思う。
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御朱印めぐりしだして、
ますますこの本を楽しんで読めるようになった! -
このシリーズもいよいよ6巻。
登場人物たちのキャラは立ちいよいよ面白くなる。そして、登場する神たちは相変わらず名前が覚えられない。さすが八百万の神々がおわす国。
神様の数的な意味で、どこまでも続きそうなシリーズである。 -
第六巻はのっけから大物の登場です。
神様と言われると違和感を感じるぐらいの武将ですね。
この人が神様として登場するのなら、そのうち菅原道真も出る予感...。
そして何と言っても『親愛なる姉上へ』が素晴らしい。
思わずもらい泣きしてしまいそうになりました。
次作も大物が登場するようです。
早く読みたい! -
変なタイトルを付けず,数字だけで表しているのが良い。久し振りで,前はもう少し読みやすかったような気がするが…~孝太郎が大学のクラス会で東京に行く共に付いてきた良彦は,藤原秀郷の末裔に復讐に気付かせろと,将門に依頼される。当の相手は旅行会社勤務で,すべて偶然・映画のロケで済ますが,妹に似ている着物の女性に声を掛けたくて掛けられないでいる。その女性は秀郷の妹で,将門の陣の場所を兄に知らせて討ち取らせたのだ将門は勘違いしているのだった。その男は京都の右京区の大主神社の跡取りだったが,天眼を持つ妹・穂乃香が悲しそうな顔をするのに絶えきれずに家を出て暮らしているのだったが,妹を溺愛していて,良彦に釘を刺す。帰ろうとしているところに現れたのは,経津主神(ふつぬしのかみ)で主の建御雷之男神(たけみかずちのおのかみ)が鹿島で読んでいるのと言うのだ。行くと,声が出辛くなっている神は世話を剣の神である経津主でなく,勧請した先の神社の長男・吉田怜司にやらせよるよう説得を依頼するが,ずっと世話をしてきた経津主は浮かぬ顔,騙して怜司を鹿島に連れてきたが,新幹線でやってきた妹と再会し,良彦の説得に同意して,経津主に引き続き世話をさせることで決着付ける。経津は元々建御雷の妻だったのだ。福岡行きのフェリーで寝ている最中に意識だけ連れて行かれたのは,宗像の三女神で,依頼は巫女がいた物的証拠を探せというものだった。たまたま奈良から来ていた博物館勤務の女性事務員が婚約者に会うために乗り合わせ,館長が解読中の古文書から天武に嫁いだ尼子女(あまこのいらつめ)が大陸から渡ってきて身寄りを亡くした巫女であることが判明した~神様の名前をページ毎に振ってくれる優しさが見えるが,それがなかったら読めないね。良彦も出張するようになった・但し金はない!
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平将門のキャラが尖ってて笑った。著者の創作がかなり入っているとはいえ、素敵なオチだと思う。穂乃香は割とハードなものを抱えていたけど、御用人との出会いから、徐々に溶けつつあるのは面白い。でもフリーターとはくっついて欲しくない(切実)。黄金の甘いもの好きはなんかウザかった。
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きた福岡!!
宗像!!
参りたくなったけど、流石に自転車ではどうやら遠そうだなぁ。
でも、近いうちに行ってみます。
今回はモフモフ感が少なかったな。