探偵・日暮旅人の残り物 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 359
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (482ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048926126

作品紹介・あらすじ

目に見えない物を“視る”力を持った探偵・日暮旅人の物語、番外編の第2弾。
 旅人を『アニキ』と慕うユキジ。複雑な雪路家の家族の形を描く――『雪消の隘路』。
 いつもクールな仕事人間、増子すみれ刑事の意外な休日とは――『花の夕影』。
「探し物探偵事務所」に秘められた、秘密の物語――『ひだまりの恋』。
 本編で語られなかったエピソード3本に加え、花まつりを舞台に起こる事件を、主要人物総出演で描く長編『祭りのあと』を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 日暮旅人シリーズの番外編第二弾にして、まさに最終章。
    市が開催する「花花フェスティバル」を舞台に繰り広げられる、旅人のスリ師探しや伝統の吹奏楽部のパレードにまつわる感動の物語や、マジシャン親子やパンケーキなど、いろんな要素がカラフルに詰め込まれたまさにお祭り騒ぎのような番外編である。

  • このシリーズに出会うことが出来て、本当によかった。それしかこのシリーズを讃える言葉が思いつかない。


    雪路の継母に対して、どうしてかいいイメージを持っていなかったけれど、勝手にそんなイメージを持っていたことを反省した。

    増子さんの話はこういう関係って素敵だなって思える、素敵な夫婦の話だった。

    窓越しの恋、その話よりも所々に見える旅人の可愛い所に嬉しくなった。早く旅人と陽子、くっつかないかなー

  • 雪路と旅人の喧嘩、すみれの主夫兼小説家の夫の浮気疑惑、本編後お悩み相談所に変わった向かいの部屋からの覗きの話。吹奏楽部やスリグループやマジック仮面の双子兄妹と父が錯綜するお祭りの長編はおあずけされ続けるハニークリームパンケーキが強力な魅力!前巻よりも反則感がなく、これまで通りな皆に安心感があった。

  • 気分が乗らず、一度返却して再度借りて読みました。
    全員集合の最終巻ですが、時間がラストよりも前なので番外編という位置づけになるのでしょうか。

  • 現時点での最終巻であり、番外編その2。
    個人的には増子刑事の話がツボ。
    こういうツンデレはかわいい。
    ラストの祭の話は、キャラクター総動員で文字通りお祭り騒ぎ。
    懐かしいキャラも出てきて良い感じです。
    たぶん、続編はないだろうけど、非常に楽しめたシリーズでした。

  • 青春の輝きもの だわ
    今なんだよねぇ
    おとなも今を積み重ねて生きてるはずなんだけど、間延びしてしまってるのかもしれない

  • パラレルワールドの短編でホンワカした話しが
    多かった。また新たなブラック旅人が見たい!

  • 【収録作品】雪消の隘路/花の夕影/ひだまりの恋/祭りのあと

  • 青のチューリップの謎が、難しいというかややこしいというか、ほっこりとした物語の中中にある無機質であるような、そんな感じがした。

  • 最終巻で番外編の第二弾。脇役を掘り下げた話だったり、番外編ならではの面白さがあった。最後の三部作も面白かったけど、終わってみればほんわかした話で、ちょっとラストを飾るには物足りなかったかも。

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著者プロフィール

福岡県出身。2008年に第15回電撃小説大賞《選考委員奨励賞》を受賞。翌年、受賞作『神のまにまに!』で電撃文庫よりデビュー。他の著作には、TVドラマ化された『探偵・日暮旅人』シリーズ、『天保院京花の葬送』シリーズ(共にメディアワークス文庫)などがある。

「2023年 『幽霊と探偵2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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