怪盗アルセーヌ・ルパン 5 813にかくされたなぞ (10歳までに読みたい名作ミステリー)

著者 :
制作 : 二階堂黎人 
  • 学研プラス
4.15
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本棚登録 : 189
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784052045936

作品紹介・あらすじ

怪盗でありヒーロー!天才ルパンの冒険と活躍、トリックにドキドキのシリーズ。ルパン、パリ警察、ドイツ皇帝、そしておそろしい殺人鬼が、「813」という暗号をめぐって、死闘をくりひろげる! オールカラーイラストで、夢中で読めるミステリー。

感想・レビュー・書評

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  •  この本、アルセーヌ・ルパン好きの夫が娘(八)に与えたら珍しくひとりで読み切ったので、大人向けの通常版を読もうとして頓挫していた私も追いつきたくて、同じものを読了。
     一時間程度で読めてしまって、ダイジェストを読んだような感覚だが、本家を読めてない身で文句を言う筋合いはない。それどころかタイパ(←初めて使ったこの言葉!)の良さに感謝しなければいけない。
     ルパンの長編は私は初めて読んだ。ルパンが変装が得意であったり、簡単に脱獄できたり、部下に調べさせて色んな情報を得たり、813の謎の答えを閃いたりするところは、なぜとかどうやってと思うこと自体愚問のようだ。彼の魅力はそういう何ができるということではなく、人殺しはしない、悪い金持ちからしか盗らない、そしてフランスを愛している、といった義賊らしいところや祖国愛の深さにあるみたいだ、ということがわかった。
     娘は、犯人の意外性という面白さに目覚めた?かどうかわからないが、そこをしきりに感心していた。柳の下のどじょうで、「十歳までに読みたい名作(ミステリー)」シリーズで攻めていこう、と夫とは目配せを交わした。ルパンに関しては、娘が読んだら私も同じシリーズで追いかける所存。どこかで本家に戻りたいものだが。

    • たださん
      akikobbさん、お返事ありがとうございます♪

      同じく、メグレ警視も読んだことありませんね(^^;)
      まあ、読みたくなったらで良いのでは...
      akikobbさん、お返事ありがとうございます♪

      同じく、メグレ警視も読んだことありませんね(^^;)
      まあ、読みたくなったらで良いのではないでしょうか。
      ご家族の事を考えてとかでしたら、あれですけど、私の場合、単純に読みたいものがある限りは、そちらを優先してしまいます。そうでないと、却って読書に集中出来ない気がしまして。

      二階堂黎人さん、確か、綾辻行人さんが台頭してきた頃の、『新本格』の一員だったと思います。
      そして、『二階堂蘭子シリーズ』は、乱歩に影響されたと思われる、妖しい魅力のある本格ものですが、他にも、旅行先でのミステリーといった、気軽に楽しめるものもあったと思います。

      こうしてみると、古き良き名作ミステリーを、如何に、今の子どもたちに興味を持ってもらうかといった取り組みに、作り手の名作を愛する気持ちを感じられて、良いですよね。

      無理にとは言いませんが、よろしかったら、またご家族のエピソード、是非読ませて下さい。
      なんだか、娘さんの読書に向き合う様子が、私も気になってしまいまして・・・『ひとりで読み切った』には感動しました。
      2023/08/09
    • akikobbさん
      たださん、こちらこそ、お返事ありがとうございます。

      家族エピソードや自分自身のことなど、ブクログのレビューにどこまで書くか、時によってはけ...
      たださん、こちらこそ、お返事ありがとうございます。

      家族エピソードや自分自身のことなど、ブクログのレビューにどこまで書くか、時によってはけっこう迷ったりもするのですが(結局気分で決めます)、今回は娘のことも書いてみたらたださんのようなご反応をいただけて、嬉しかったです。また登場すると思います…!

      二階堂黎人さんの紹介もありがとうございます。私、綾辻行人さんすら読んだことがなく、新本格がどんな感じかもよくわかっていないのですが、いつか読書の旅で行き当たる日を楽しみにしておきます♪
      2023/08/09
    • たださん
      akikobbさん

      うわあ、嬉しいです!
      ありがとうございます(^∇^)
      気長に待ってますね。
      akikobbさん

      うわあ、嬉しいです!
      ありがとうございます(^∇^)
      気長に待ってますね。
      2023/08/09
  • 僕は最初ピエールと言う人が犯人だと思っていましたが本当の犯人はドロレスと言うケッセルバッハ氏と言う人の奥さんでした。ドロレスはケッセルバッハ氏と結婚する前3人の男性を殺していました。

    もう1つ面白かったのが最後に作者とアルセーヌルパンが話しているところが面白かったです。

  • ▼「怪盗アルセーヌ・ルパン5 813にかくされたなぞ (10歳までに読みたい名作ミステリー)」ルブラン/二階堂黎人。学研プラス 、2017年。

    ▼以前に8才の娘に偕成社版の「813」を読み聞かせしてみたことがあり、でもそのときは長すぎて複雑すぎたのか飽きてしまって「続813」まで行き着かず。ところがその後、学研プラスの「10歳までに~」シリーズのこの本を娘が読んで、「面白かったからお前も読め」的な圧をかけてきたので読みました。

    ▼うまくまとめているなあと思いつつ、偕成社版の「続813」を読みたくなりました。それにしてもルパンシリーズはハヤカワ文庫の新訳が止まってしまって残念でなりません。なにやらルパンシリーズは翻訳権が面倒になっているような気配がしますが、こういう子供向けのはいいんでしょうかねえ。

  • 息子8歳7ヶ月
    息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読みます。作品によってはボリュームたっぷりでも読む。母はサミシイ。

    〈親〉
    絵が好き ◯
    内容が好き ◯

    〈子〉
    読んだ◯
    何度も読む(お気に入り)◯
    その他

    息子、ルパン派らしい。

  • 7歳9ヶ月。読めたけど、殺人のシーンもあって早すぎたと思った。

  • 100点
    シャーロック・ホームズ解けなかった謎を解けた所が面白かった。

  • 子ども向けなんで、まぁ仕方ないけど、犯人が分かるところシーンがちょっと唐突だよね。

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著者プロフィール

1959年7月19日、東京都生まれ。中央大学理工学部卒業。在学中は「手塚治虫ファンクラブ」会長を務める。1990年に第一回鮎川哲也賞で「吸血の家」が佳作入選。92年に書下ろし長編『地獄の奇術師』を講談社より上梓し、作家デビューを果たす。江戸川乱歩やJ・D・カー、横溝正史の作品を現代に再現したような作風は推理界の注目を大いに集め、全四部作の大長編『人狼城の恐怖』(1996〜99年。講談社ノベルス)では「1999年版本格ミステリ・ベスト10」第一位を獲得。アンソロジー編纂や新進作家の育成にも力を注ぎ、2000年代は合作ミステリの企画も多数行った。SFの分野にも精通し、『宇宙捜査艦《ギガンテス》』(2002年。徳間デュアル文庫)や『アイアン・レディ』(2015年。原書房)などの著書がある。近年は手塚治虫研究者として傑作選編纂や評伝「僕らが愛した手塚治虫」シリーズの刊行に力を入れている。

「2022年 『【完全版】悪霊の館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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