わいたこら。 ――人生を超ポジティブに生きる僕の方法

著者 :
  • 学研プラス
3.78
  • (13)
  • (22)
  • (22)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 208
感想 : 29
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054066236

作品紹介・あらすじ

阪神タイガーズでデビューして米大リーグ2球団で大活躍、さらに新天地・北海道日本ハムファイターズでの新庄劇場!けれどもそこで人生は終わらない。華麗な活躍の陰に裏切りと失望、そして南国バリ島での静かな暮らし…。スター・新庄の”しくじり”人生論。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 新庄剛志の自伝。
    バリ島での生活と、それまでの経歴を振り返った一冊。

    彼の一見自由奔放に見える生き方も、実は一本芯が通っているということがわかった。

  • いやー、ファンでしたよ。1992年は特に。でも、ここまで考えていたとは。深く考えさせられます、人の外面と行動と思い込みに。でも、いいこと言ってる、沢山。

    P76 練習と監督

    周りのプロ野球選手の多くは、「努力してます」とアピールしたくて練習していたように思う。監督が見ているときには、ものすごく声を出して一生懸命に働くけど、誰も見ていないところでは、手を抜けるだけ抜く。

    努力をアピールする為に練習するつもりはなく、
    常に「スター」になるための練習をしてきた。

    監督やコーチの目なんかお構いなしに、一生懸命練習したし、試合が終わってからの練習も人の4倍くらいやっていた。

    でも、必死な様子は誰にも見せたくなかった。
    練習なんか全然していないふりをして、試合になったらあっけらかんとホームランを打つ。
    それが理想のスター像。
    才能も大事だけど、努力も大事。
    好きなことはとことん努力すべき。
    才能に恵まれて、必死で努力して、
    そうやってやっと一流になれるのがプロの世界。

    p161 できることとできないこと

    できないことはやらない、できることに集中する。
    できないことは、笑いに変えてしまえばいい。

    そうすれば、運は良くなる、絶対に。

    p168 明るい行動

    やっぱり、明るく行動したほうがいい。
    絶対にいいことが起きる。

    p173 信頼

    人から信頼されるようになれば、
    何をやってもうまくいくようになる。
    人と人がやっていることなんだから、当たり前。

    p174 強運

    ワクワクしていたら、強運がやってくる。
    苦しそうにやっているやつに運は来ない。
    楽しんでいるやつには運が来る。

    p256 一寸先

    一寸先は、闇じゃない。
    一寸先は、光だと思った方がいい。

    過去なんて見ないで、未来を見た方が絶対に良い。

    何が起こるか分からないけれど、
    何が起きても楽しくして見せる。
    そうやって生きていれば、きっと楽しくなる。

    p264 3つの大事なこと

    1. いつも明るく生きる。
    2. いつも未来のことを考える。
    3. 自分の人生は、自分で舵を取る。

  • 1158

    色んな意味で衝撃だった。LDで教科書の文字が読めなくてテストはいつも0点だったけど、テストで点数取れる人よりも破格に稼いでるって凄い。人が普通に出来る事が出来なくても何か1つでも突き抜けてる事がある人の方が稼げるんだろうな

  • 苦難があっても色々考えて前向きになれるものをつかむことができる。
    自分の状況を俯瞰的に見ることで人生の選択をしていく。間違った選択をしたとしても、そこでの楽しみ方を追求するとまた楽しい人生になっていく。
    新庄さんがここまで考えながら過ごしてきたことに感動した。

  • 口述筆記による自伝的なもの。

    知り合いに20億円使い込まれたこと、阪神での活躍、メジャーリーグでの顛末、家族、など。

    前向きなだけでなく、嫌味がない。
    なので爽やかな読後感。中身は薄いようで、薄くない。

    読了25 分

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00624286

    阪神タイガーズでデビューして米大リーグ2球団で大活躍、さらに新天地・北海道日本ハムファイターズでの新庄劇場!けれどもそこで人生は終わらない。華麗な活躍の陰に裏切りと失望、そして南国バリ島での静かな暮らし…。スター・新庄の”しくじり”人生論。(出版社HPより)

  • 最近話題の人なので手に取りました

    同じ人間なのかなっていうくらいのエピソードに驚きでした

    前向きに、明るく、ポジティブでいれば
    物事がいい方向に変わってくることを

    伝えられた一冊です
     
    一寸先は闇じゃなくて
    一寸先は光が
    一番好きな言葉でした

  • 40代後半にしてプロ野球トライアウトに挑戦した新庄氏の生き方・考え方が何か参考になるのではないかと考え、この本を読んでみました。

    本書を読む前の私の新庄氏のイメージは「派手」「外国にしばらくいて、再び野球に関わり始めた」「スターオーラがある」「ビッグボス」です。
    テレビで整形を告白するなどお騒がせな印象もありました。
    野球にはあまり興味が無いため、現役時代にどんな活躍をしたのかは詳しく知りませんし、金銭トラブルの件も全く存じませんでした。
    そのため、金銭トラブルを通しての新庄市の心理描写、プロ入りしてからメジャーに行ってからの天国と地獄、日ハムでの新庄劇場の話など、初めて知った話が多くとても面白かったです。

    まだこの本を書いた頃はトライアウトにも挑戦しておらず、もう野球からは完全に手を引いて未練がなさそうな雰囲気を出していますが
    日本シリーズで負け試合となったときに、わざとヘラヘラするよう仲間にアドバイスし、相手の監督をイラつかせて冷静さを欠かせた話など、監督になったらうまくやれるのでは?と思わせるエピソードがいくつか見られました。(私は、野球のことはほとんどわかりませんが・・・)

    この本を通して感じたのは、新庄氏は自分自身をものすごくよく理解しており、自分がどんな場面だと力を出せるか、燃えるかということを把握しているということです。
    逆境や注目を集めていない状況から、見えない努力を人一倍積み重ね、作戦をよく練り、ここぞという場面で結果を出してスターへと駆け上がる。
    新庄氏の生き方ややり方は真似できなくても、自分をよく理解して自分に合った作戦を採用する点は真似したいと思いました。
    自分が今までどんな場面でうまくやれたか、どんな状況だとやる気が出るか、逆にどういう状況だと失敗しやすいか、それを思い出し、自分の勝ちパターンを分析したいです。

    他にも、苦手ではなく得意を伸ばそう、明るくしていよう、といったアドバイスがあり、新庄氏の言葉で語られると押し付けがましくも暑苦しくもなく、素直に心に響きました。
    他にも新庄氏の著書があるようなので、そちらも読んでみたいと思いました。

全29件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

新庄剛志
1972年1月28日生まれ、長崎県出身。1990年、西日本短期大学附属高等学校からドラフト5位で阪神タイガースに入団。
2001年、日本人初の野手FA選手としてMLBに挑戦。2001年から2003年までの3シーズン、ニューヨーク・メッツ、サンフランシスコ・ジャイアンツで活躍。日本人初のメジャー4番、日本人初の満塁本塁打、日本人初のワールドシリーズ出場など、記憶に残るプレーでファンを沸かせる。
2004年、北海道日本ハムファイターズに入団。今や伝説となった数々のパフォーマンス、コメント、プレーで常に話題を提供。かねての夢であった「札幌ドームを満員にする」という目標を達成し、日本ハムが44年ぶりの日本一に輝いた2006年に引退。
その後、インドネシア・バリ島で暮らし、2020年に15年ぶりの現役復帰を目指してプロ野球12球団合同トライアウトに挑戦。
2022年1月1日より、北海道日本ハムファイターズの監督に就任。


「2022年 『スリルライフ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

新庄剛志の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×