わいたこら。 ――人生を超ポジティブに生きる僕の方法

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  • 学研プラス
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054066236

感想・レビュー・書評

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  • 40代後半にしてプロ野球トライアウトに挑戦した新庄氏の生き方・考え方が何か参考になるのではないかと考え、この本を読んでみました。

    本書を読む前の私の新庄氏のイメージは「派手」「外国にしばらくいて、再び野球に関わり始めた」「スターオーラがある」「ビッグボス」です。
    テレビで整形を告白するなどお騒がせな印象もありました。
    野球にはあまり興味が無いため、現役時代にどんな活躍をしたのかは詳しく知りませんし、金銭トラブルの件も全く存じませんでした。
    そのため、金銭トラブルを通しての新庄市の心理描写、プロ入りしてからメジャーに行ってからの天国と地獄、日ハムでの新庄劇場の話など、初めて知った話が多くとても面白かったです。

    まだこの本を書いた頃はトライアウトにも挑戦しておらず、もう野球からは完全に手を引いて未練がなさそうな雰囲気を出していますが
    日本シリーズで負け試合となったときに、わざとヘラヘラするよう仲間にアドバイスし、相手の監督をイラつかせて冷静さを欠かせた話など、監督になったらうまくやれるのでは?と思わせるエピソードがいくつか見られました。(私は、野球のことはほとんどわかりませんが・・・)

    この本を通して感じたのは、新庄氏は自分自身をものすごくよく理解しており、自分がどんな場面だと力を出せるか、燃えるかということを把握しているということです。
    逆境や注目を集めていない状況から、見えない努力を人一倍積み重ね、作戦をよく練り、ここぞという場面で結果を出してスターへと駆け上がる。
    新庄氏の生き方ややり方は真似できなくても、自分をよく理解して自分に合った作戦を採用する点は真似したいと思いました。
    自分が今までどんな場面でうまくやれたか、どんな状況だとやる気が出るか、逆にどういう状況だと失敗しやすいか、それを思い出し、自分の勝ちパターンを分析したいです。

    他にも、苦手ではなく得意を伸ばそう、明るくしていよう、といったアドバイスがあり、新庄氏の言葉で語られると押し付けがましくも暑苦しくもなく、素直に心に響きました。
    他にも新庄氏の著書があるようなので、そちらも読んでみたいと思いました。

  • 人に影響を与える人間は
    必ず「努力」と「挫折」を
    経験していることが切に伝わる作品。

    新庄氏の奇抜な演出には、必ず
    裏付けが取れるような努力と工夫がある。

    また、「運のある人」は常に「楽しく」
    生きている点は非常に共感できた。

    生きる上で参考にしたい著書です。

  • 今の自分に大切なことを教えてもらった。
    ・好きなことをやる
    ・行動する、継続する
    ・気持ち、心を大事に
    ・笑顔でいよう
    ・真っ直ぐに
    ・約束を守る

  • ドン底から這い上がる、そんなポジティブ思考や勇気を自分にも与えさせてくれるような本です。前向きになれます。ありがとうございました。

  • 『わいたこら。人生を超ポジティブに生きる僕の方法』/新庄剛志

    野球のスーパースターを地で行く新庄さんは、グラウンドに一歩足を踏み入れれば、そこが日本だろとアメリカだろうと、もっといえば、1軍であっても、メジャーリーグであっても、仮にマイナーリーグであっても、「新庄劇場」のショーステージに変えてしまう。

    野球選手の「概念」を覆した新庄さんの新庄さんたる所以を赤裸々に語る、渾身の著書になっています。
    その裏で、これまでに語られることのなかった波乱万丈の人生についても語られています。

    しくじりだって、人生の一部。一寸先は闇ではなくて、光であるという新庄さんです。

  • 計算高く何よりポジティブでみんなを喜ばせたいと思っている男。

  • おもしろかった

  • さらっと読めます。

    才能は大事。
    でも努力はもっと大事。

    そりゃそうですよね。

    改めていろんな意味ですごい人だな、って思いました(*^^*)

  • 阪神タイガースと北海道日本ハム、メジャーリーグでも活躍した新庄剛志氏の生い立ちや当時のプレイの心境などを書いた自伝。

    選手時代から華やかなプレーやパフォーマンスで球界を盛り上げ、ファンを魅了した氏の心境を本書で知ることができ、驚きや発見がたくさんありました。
    引退後恩人から20億円を騙されていたことや華やかなプレーの裏に血の滲むような努力をしている姿など氏の明るさとは違った部分も本書で知ることもできました。

    逆境に立つと燃え上がることや肝心な場面で結果を出すところはスターとしての資質なのだとも読んで感じました。

    本書は未来に向かって明るく人生を謳歌している氏の姿を知り、生きることにポジティブになり未来へ進んでいく勇気をもらえた一冊でした。

  • 新庄さんの2018年のエッセイ。現役時代から規格外の方という印象はありましたが、こういう考えに基づいて行動されていたんだなと思いました。

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著者プロフィール

新庄剛志
1972年1月28日生まれ、長崎県出身。1990年、西日本短期大学附属高等学校からドラフト5位で阪神タイガースに入団。
2001年、日本人初の野手FA選手としてMLBに挑戦。2001年から2003年までの3シーズン、ニューヨーク・メッツ、サンフランシスコ・ジャイアンツで活躍。日本人初のメジャー4番、日本人初の満塁本塁打、日本人初のワールドシリーズ出場など、記憶に残るプレーでファンを沸かせる。
2004年、北海道日本ハムファイターズに入団。今や伝説となった数々のパフォーマンス、コメント、プレーで常に話題を提供。かねての夢であった「札幌ドームを満員にする」という目標を達成し、日本ハムが44年ぶりの日本一に輝いた2006年に引退。
その後、インドネシア・バリ島で暮らし、2020年に15年ぶりの現役復帰を目指してプロ野球12球団合同トライアウトに挑戦。
2022年1月1日より、北海道日本ハムファイターズの監督に就任。


「2022年 『スリルライフ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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