神の発見 (学研M文庫 い 19-5)

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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784059008569

作品紹介・あらすじ

仏教の信仰をベースとする日本人にとって、キリスト教をどのように考えるべきか。仏教を深く知る作家と開かれた信仰を持つカトリック司教との対話は、日本人の信仰のあり方を探り、宗教の本質に迫ってゆく。五木寛之「発見シリーズ」好評第五弾!

感想・レビュー・書評

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  • キリスト教入門となりそうな言葉のやり取りも一部ではあるが、わざわざ司教を招いてまでする必要があるとは思えないつまらない質問も多く、全体的にはイマイチだった。

  • カトリック教徒と仏教徒の対話。しかしお二人とも信心については他教徒ということかとても控えめで、共感する部分ばかり探り合うような本でした。興味深い洞察は多々ございますが、そこはちょっとつまんなかった(笑)そういう期待は下世話というものと、叱られてしまいますかね‥‥w
    五木さんの今あるイメージよりもっとポジティブな「他力」という概念に深く共感されるカトリック司教森さん。お二人が語られるキリスト教、仏教を越えた宗教という大きな概念の方が興味深い。
    仏教の慈悲の悲の方の概念のクローズアップが興味深かった。
    あと、アメリカという、政教分離原則から逸脱している国家という視点は新しかった。宗教を持つ人ではないと見えない視点だと思いました。
    一応家のお墓的な意味での宗派には属しているのだろうが、死後世界など信じてない無宗教な私にとっては、宗教的な人が日々どんな視点でものを見ているか、垣間見える一冊ではありました。

    解説:変な音楽に譬えた体言止めの文章がいたく気に障る。こういう勘違いさんがキリスト教を日本人へ馴染みがたいものへするのでは? それともこれってキリスト教徒へ向けたお追従本なのだったのかな? と思いました。読んで損した

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著者プロフィール

1932年、福岡県生まれ。作家。生後まもなく朝鮮半島に渡り幼少期を送る。戦後、北朝鮮平壌より引き揚げる。52年に上京し、早稲田大学文学部ロシア文学科入学。57年中退後、編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞受賞。ほかの代表作に『風の王国』『大河の一滴』『蓮如』『百寺巡礼』『生きるヒント』『折れない言葉』などがある。2022年より日本藝術院会員。

「2023年 『新・地図のない旅 Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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