あさきゆめみし 4: 源氏物語 (講談社コミックスミミ 963)

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  • 講談社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061089631

感想・レビュー・書評

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  • 朧月夜(おびろつきよ)との交際を咎められ、須磨での流人生活を送る源氏の君は、京でまつ“紫の上”の心も知らず、“明石”で身分の低い女性と出会い子供(姫)をもうける。“紫の上”が嫉妬に渦巻く心を隠しながら、高貴な人の正妻らしい振る舞いで、純粋に頑張る姿が愛らしいと共に、彼女の強さと後ろ盾がないからへこたれるわけにいかない辛い境遇に、はかなさも感じる。最後、後ろだてのない姫の荒れたお屋敷で源氏の君が驚くシーンで女性のはかなさを表現している紫式部の読み手に伝えたかった事は、深いと思う。

  • 「須磨」から始まる巻です。光源氏に背を向け権力者に忖度する貴族たち。千年経っても…

  • お告げをいい口実にしてるだけじゃない?って思ってしまうよ。
    そしてこれで三人目、この後にはもう自分の子は生まれないと知ってしまうのも幸せなのかどうなのか。
    そしてこれまでの精算の時期に。
    後見役としてはいい人だと思うんだけどな。
    結局は自分のやったことの責任を果たしてるだけなんだけど。

  • 内容紹介(amazon)
    政敵の娘、朧(おぼろ)月夜との恋が露見、須磨へと流される身となった源氏に、“明石”との運命的な出会いが待っていた──。哀愁をこめて愛を描く大和源氏の華麗な世界。

    コミック: 203ページ
    出版社: 講談社 (1983/5/1)

  • 恋愛の罪は所詮相対的なものか。許されて京に帰る源氏。紫の君がよくできていて涙ぐましい。最後の常陸宮が痛ましい。

  • 【M】

  • 言わずと知れた名作中の名作。少女漫画という手法を用いた『源氏物語』の入門書であり解説書です。『源氏物語』のことを全然理解していなかった僕も、本書のおかげで少しは理解できるようになりました。ただし、今だに登場人物の区別が大変…。光源氏の殿上人っぷりが凄まじいです。

    高校受験や大学受験の際、古文のお供になっていた人も多いでしょう。今年はちょうど連載開始から30周年です。

  • 須磨でにゃんにゃん

  • 絵、繊細。
    でも苦手な人結構多いかもな・・あたしは全然平気だけど。
    あたしが古典好きになった基でもあるかな。マミィが大好きで持ってるんだよね。
    平安時代の男と女の在り方というかとても優雅です。雅です。
    そして切ない。
    源氏も沢山の女性も。
    因みにあたしは六条御息所が好きですね。

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著者プロフィール

3月13日生まれ、札幌市出身の魚座。O型。1966年、「週刊少女フレンド」より『どろぼう天使』でデビュー。『はいからさんが通る』で第1回講談社漫画賞を受賞。「源氏物語」を基に描いた『あさきゆめみし』は、少女漫画の枠を超えて高い評価を得ている。他に『ヨコハマ物語』『N.Y.小町』『ベビーシッター・ギン!』『紅匂ふ』など人気作多数。

「2001年 『漫画文庫あさきゆめみし全7冊セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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