- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061128231
感想・レビュー・書評
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具合が悪くなりそうな描写の後に、目に浮かぶような文章が続いて
後味も思ったほど悪くはなく、読みやすかった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「胸糞悪くなる話だよ」
そう友人から言われ逆に興味が湧き購入。
私としては胸糞悪くなるというか、
非道徳的で非倫理的な出来事が
あまりにも淡々と綴られているため不気味さを覚えた。 -
1976年(昭和51年)第2位
請求記号:Fムラカ 資料番号:010536449 -
言わずと知れた村上龍のデビュー作・芥川賞受賞作。70年代特有のセックス・ドラッグ・ロックンロールの混沌が最後まで続く。
文体が妙に乾いている。そこがリアルで無性に怖い。多分、本当に壊れた人間(作中に主人公が人形みたいだという描写がある)というのはこういう思考をしているんだろう。特に、無意識に起こる焦点のずれ、他人が真剣に話している隣りで全く脈絡のないことを考える主人公(彼は窓の外を眺めるのが好きらしい)。こういう書き方は誰でもできそうで実際はできるものではない。
この小説がどうして芥川賞をとったのかは今となってはよく分からないが、おそらく重要なのは「何もない」ことだろう。ストーリーは行き当たりばったりだし、登場人物の謎や過去が特に明かされるわけでもないし、愛や平和や友情などのメッセージも皆無(ドラッグは怖いなとは思ったが)。あるのは詩的な感性のみ。それをどう評価するかは人によってかなり異なるに違いない。 -
んーよくわかりませんでした!w
リュウは龍なんでしょうか、だとしたら破天荒な若者だなぁとか思ったりして。初の村上作品でしたが独特でしたね。少しあとの作品も読んでみようかな。 -
村上龍さんの若い頃の超有名な一冊。
が、この内容に高い評価をみいだすのは難しい、理解できない。
これは実体験を小説に?読んで気分は晴れないし、モヤモヤ〜で。
タイトルのキャッチーは惹かれるが。 -
30年ぶりに読み返してみた。
当時もわからなかったが、今読んでもわからない世界…。
でも題名は好き。
12/09/16-96 -
厭世観、諦観を極彩色で彩った感じ。10代の頃に読めばかっこいいと思ったような気がするけど(笑)アラサーとなった今では、ああ自分に酔ってるな…とだけ思った
とはいえ、小物や情景描写、五感の描写はラリってる最中というのもあるんだろうけど、怖気が立つようで、こちらも鳥肌を立てながら読んだ。 -
うーん?ドラッグを描ききったから芥川なの?