限りなく透明に近いブルー

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 560
感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061128231

感想・レビュー・書評

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  • 主人河野心理描写がしっかりと書かれており、読み込んでしまいました。
    芥川賞(?)だからか、難しい表現も多いですが、おもしろかったです。

    【鹿児島大学】ペンネーム:オジ
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    鹿大図書館に所蔵がある本です。
    〔所蔵情報〕⇒ http://kusv2.lib.kagoshima-u.ac.jp/cgi-bin/opc/opaclinki.cgi?fword=21182152717 (11巻)
            ⇒ http://kusv2.lib.kagoshima-u.ac.jp/cgi-bin/opc/opaclinki.cgi?fword=21103109521 (英語版)
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  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/406112823X
    ── 村上 龍《限りなく透明に近いブルー 19760709 講談社》
     
     村上 龍  作家 19520219 長崎 /籍=村上 龍之助“W村上”
    /19760705 芥川賞 19790303 映画
    http://homepage1.nifty.com/naokiaward/akutagawa/senpyo/senpyo75.htm
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%C2%BC%BE%E5+%CE%B6
     
    http://q.hatena.ne.jp/1319523646#a1111797
     対ドル円レート ~ 限りなく一円に近づくダラー ~
     

  • ひたすらドラッグ&セックス仲間でタムロしてる話。ドラックを使った事がなければ書けないのでは?としか思えない起承転結のない群像劇。主人公のラリ最中描写多し。一緒になって酔って読みたくなる本。

  • 村上龍さんの作品は好きなものはとても好き(そうでないものも一部ある)。これも、20年ぐらい前に一度読んでいましたが、読み直してみました。荒廃した生活描写が前半続き、なんというか、話としてはついていけない感覚なんですが、後半に入って仲間たちの別れ話やフルートのはなし、リリーの部屋での精神錯乱?/開放?のストーリーはとってもいい。うまく表現できないのですが、いいムードというか、若者ならではの鬱積したエネルギーを感じます。
    日曜の昼に公園で読みました、周りの家族連れの醸し出す明るい雰囲気と全くマッチしない内容でした(苦笑)。

  • 中学生の時にドキドキしながら読みました。まさに衝撃。忘れられない1冊。ずっと大事にしていましたが、昨年、とある作品の中に詰めるためにシュレッダーに掛けました。最高の処理、最期だった、と思っています!

  • 30年くらい前の母の本を読みました。
    若者のもどかしさみたいなのが感じられました。

  • 初めて読んだ村上龍作品。
    読んだ時は10代だったから、ちょっと衝撃的な内容だった。
    セックス、ドラッグ、パーティ三昧・・・本当にこんな事してる人達がいるのかと思った!全く理解できない世界。

  • 当時美大生だった村上龍さんの処女作がいきなり芥川賞をとり、その内容、タイトル、受章年齢の若さとともにマスコミで取り上げられ大きな反響を呼んだ作品。タイトルの持つ透明感は鮮烈な印象を与え、かなり売り上げを伸ばしたと記憶している。

    内容はドラッグの日々とアンニュイな思考。舞台は米軍基地のある福生市。ドラッグも福生(基地)もディティールの一つに過ぎないのだろうがファッション化されていくことの怖さを抱きつつ、全体を覆うゆるい浮遊感が、当時は新鮮だった。
    芥川賞の選考委員の間でも好みが大きく分かれた、と聞く。

  • 自分の生きている世界とあまりにかけ離れすぎていて追いつかなかった。
    時間をおいてもう一度読んでみようか…。

  • ものすごく好き嫌いが分かれるんだろうな、と思う。
    私も途中まで結構苦手かも、と思った。
    その時代のことがもっと体に叩き込まれてれば入りやすいんだろうけど。

    しかし今までで一番死のにおいのするセックスの描写だと思った。
    それからモコの結婚に関しての発言に驚いた。

    後半になってから景色がちゃんと頭に浮かぶようになって、
    うさぎの話の辺りからどんどん心臓がざわざわしていった。
    享楽的なのにどこまでも寂しい話。

    今年国文科の、違うゼミで扱われているけれど
    実際文学研究にはむいてるんだろうな、と思う。
    個人的には素直に読むより
    そうやって読んだほうが面白く読めそうな類。

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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