- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061324176
作品紹介・あらすじ
ムーミンは、ふしぎでたまりません。あおいうみのみずをてで、すくってみても、どうしてそのみずは、あおくないのかな、と。みえるものと、みえないもの。なくなるものと、なくならないもの。森と海と山にかこまれた緑の谷間にムーミンたちはすんでいます。ムーミンのやさしさにつつまれた新作絵本。
感想・レビュー・書評
-
スナフキン
「欲しいと思ったら、ぼくならまず、それをとにかくじっと見るね。そして、それを大切にあなたの中へしまうんだ。そうすれば、そいつはなくなったりしないし、壊れたりもしない。持ちすぎて重くなることもない。色がなくなることもない。」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
海は青いけど、掬ってみると透明に。海を青いまま掬い取るには。
リトルミイの「そういうのって、あんたらしいもの」という言葉も、スナフキンのアドバイスも、どちらも優しい。
原作:トーベ・ヤンソン、文:松田素子、絵:スタジオ・メルファン。 -
自然に溢れる色の不思議。それを例えに、色がなくなったり変わったりするもの、その色が無くなったり変わったりしないためには…正直なところ、キャラクターものの絵本としか考えてませんでしたが、とても深い内容の絵本です。子供には少し難しいところもあるかもしれませんが。
-
いろいろな意味でとても良い本。
深い。 -
図書館で借り。
ムーミンのふしぎ、というタイトルなので、ムーミンという生物のふしぎに迫る本かと思ったら、ムーミンが不思議に思っていること、について描いた本であった。
さくらの樹皮を使った桜染めをこの春、知人がやっていたので、そういえば不思議だよなー。花の色素が樹皮にもあるってことなのかしらん、と思いながら読んだ。
子ら三人もよく聞いていた。 -
ムーミンの秘密が明かされるかと思ったらそうじゃなかった。色のふしぎについて、海の色や染め物、ミーやスナフキンのことばから考えるムーミン。奥が深い。
-
立ち読みで、泣きそうになって衝動買いした絵本。
海の色をとじこめて、標本がつくりたい。
でも、すくうと、色はなくなってしまう、そんなムーミンのふしぎから始まる絵本。
スナフキンのことば。
『ほしいとおもったら ぼくなら まず 、それを とにかく じっとみるね。
そして、それを たいせつに あたまのなかへ しまうんだ。
そうすれば そいつは なくなったり しないし、こわれたりも しない。
もちすぎて おもくなる こともない。いろがなくなる こともない。』
人生の中で、たくさんのいろのびんをふやしたいな。
子どもができたら、今日は夕焼け色のびんができたね、って言いながら夕焼けを見たいな☺
ちなみに木の皮で、桜色に染めるっていうのは、昔国語の授業で読んだような…ものすごく印象に残っているエピソードで、まさかの再会でした。
哲学的なので一般的な子ども向けじゃないかもしれないけど、子どもは子どもの世界観で感じるものがあるんじゃないかな、と思う絵本です。 -
海は青いのに、水はちっとも青くない。
「いろ」のふしぎにせまる、楽しくて考えさせられる絵本。
スナフキンは、相変わらず、深いことを言う。 -
2017.05 1-2
2017.06 1-1
2017.08 1-3
2018.08 1-3
2019.07 1-3
2021.06 わかば
2021.07 6-3
2022.06 1-3
2023.05 1-2