最初の質問 (講談社の創作絵本)

  • 講談社
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感想 : 115
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061325234

感想・レビュー・書評

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  • やさしく語られた、極めてラジカルな「質問」。一つにまとめると、「あなたはきちんと、生きていますか?」ということになるだろうか。折に触れて読み返したい。挿画もすばらしい。

  • 絵本であるが、難しすぎる。親が子どもに読んでやるというよりは大人の絵本である。最後「あなたは言葉を信じていますか。」がむずかしい。

  • たくさんたくさん問いかけられる。
    私はその中の幾つまで答えられるのだろう。

  • 前半は小学高学年でも可
    後半は大人にもグッとくる質問の数々

    ゆっくり読んでたまに見返したくなる一冊

    いせひでこ氏の絵が優しくて大好きだ

  • 小学校図書室にあり、6年生になら読み聞かせたいけれど、どちらかというと自分のためかな。

    「時代は言葉をないがしろにしている―
     あなたは言葉を信じていますか。」

    大切にしていこう。

  • 心にずんとくる

  • 何度も自分に問い、じっくりと考えたい。
    どれだけ自分が自然から、時間から目を背けているか気づかされる。
    柔らかいいせさんの絵がよく似合う素敵な絵本。

  • 一つ一つの質問が、心にささる。
    今の自分を振り返る時間。
    いせさんの淡い絵が寄り添ってくれる。

  • 詩人長田弘氏の代表作の1つで中学3年生の国語の教科書に掲載されている詩をいせひでこさんが絵本とし構成しています。いせひでこさんが自分の中で一度作品を消化し新たな作品として表現した素敵な1冊です。

    詩集っていくつもの詩が載っていますが、この絵本は1つの詩の世界が1冊におさめられ、長田さんの言葉を支えるようにいせさんの絵が添えられた心温まる作品になっています。想像を広げさせ、絵本の中の問と自分の答えが年齢を重ねるごとに見つめ直せそうなそんな気がして…自分の為にこちらを選びました。

    1ページ目……
    今日あなたは空をみあげましたか。空は遠かったですか、近かったですか。…… そして最後のページにはいせさんの絵がありません。きっと強く伝えたい長田氏の思いなのかなぁ! ……時代は言葉をないがしろにしているーあなたは言葉を信じていますか。…… 原画展は本当に細かいデッサンから始まり、大きな絵までと規模の大きなものでした。この絵本美術館森のおうちでは何度となくいせさんの原画展をされているようです。

    小学生や中学生向けかもしれませんが、文字のない絵本として読み聞かせることもできますね。感じて欲しい、気付いて欲しい大切なことが詰まっています。

    #いせひでこ#長田弘#安曇野

  • この本は、読者への問いかけです。何気なく過ごす毎日を私もあなたも何を感じる過ごしているのでしょうか。ひとつひとつの問いかけに、あぁ〜、何だろう…と考え込んでしまいます。当たり前のように過ごす毎日、これから先、どのくらい私たちは当たり前に過ごすのでしょうか。未来を夢見てばかりじゃなく、そして、過去を嘆き後悔したり過去にすがるなんて事もあるでしょうが、今を大事に生きていく事が1番大切なんだと思います。毎日、色んなことに目を向け、感じその日が素敵な一日であることが大切なのだと考えさせられました。

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著者プロフィール

長田弘(おさだ・ひろし)
1939年、福島県福島市生まれ。早稲田大学第一文学部独文専修卒業。詩人。65年、詩集『われら新鮮な旅人』でデビュー。98年『記憶のつくり方』で桑原武夫学芸賞、2009年『幸いなるかな本を読む人』で詩歌文学館賞、10年『世界はうつくしいと』で三好達治賞、14年『奇跡―ミラクル―』で毎日芸術賞をそれぞれ受賞。また、詩のみならずエッセイ、評論、翻訳、児童文学等の分野においても幅広く活躍し、1982年エッセイ集『私の二十世紀書店』で毎日出版文化賞、2000年『森の絵本』で講談社出版文化賞を受賞。15年5月3日、逝去。

「2022年 『すべてきみに宛てた手紙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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