一億総ツッコミ時代 (星海社新書)

著者 :
  • 講談社
3.57
  • (56)
  • (111)
  • (101)
  • (33)
  • (7)
本棚登録 : 1155
感想 : 160
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061385269

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 一般人が安全圏から他人を批評する、お笑いでいう「ツッコミ」化した時代を生き抜くには、「ツッコミ」ではなく「ボケ」にまわり、一歩引いた「メタ」ではなく「ベタ」に生きろと主張している。

    ツッコミを恐れず、夢中になれることを堂々とやれる人間こそ魅力的なんだという考え方は素敵だし、物事を客観的に見る「メタ」視点から、一周まわって「ベタ」を楽しむという生き方は、なんか粋だなぁ。こうありたいものだと思った。

    自分を取り巻く環境やネットでの他者との関わりに息苦しさを感じている人は、読むとスカッとする本。

  • 「人を評価し、ボロを見つけてツッコむが、自分は比較優位を保っていたい」という人が多すぎる世の中に警鐘をならす一冊。人間は、かっこ悪い部分も多々あるけど、やっぱり人生の主役は自分。僕もカッコ悪く「ボケ」ながら生きていきたいと痛切に思った。

  • 松本人志 ビートたけし インパルス堤下 我が家杉山 逆ギレ メタ=自意識 ヤンキー 身体性 夢中 憧憬の眼差し 矢沢永吉 長嶋茂雄 メタからベタへ 「好き/嫌い」を表明しよう 「自分」は常に未完成 パーテーション Kダブシャイン ツッコミ高ボケ低 受動層 求道層 浮動層 涙腺プレイ 自我ダイエット ボケでゴールを決める、得点力のある人 山梨県
    キュレーター【curator】キュレイターとも博物館・美術館などの、展覧会の企画・構成・運営などをつかさどる専門職。また、一般に、管理責任者。

  • ああ息苦しい 一億総ツッコミ時代
    ツイッターで気に入らない発言を罵倒し、ニコ生でつまんないネタにコメントし、嫌いな芸能人のブログを炎上させる。ネットで、会話で、飲み会で、目立つ言動にはツッコミの総攻撃。自分では何もしないけれど、他人や世の中の出来事には上から目線で批評、批難――。一般人がプチ評論家、プチマスコミと化した現代。それが「一億総ツッコミ時代」だ。動くに動けない閉塞感の正体はこうした「ツッコミ過多」にある。「ツッコミ」ではなく「ボケ」に転身せよ。「メタ」的に物事を見るのではなく「ベタ」に生きろ。この息苦しい空気を打破し、面白い人生にするために!
    異才・槙田雄司(マキタスポーツ)による現代日本への熱き提言!!

    ■試し読みはこちらです。
    http://ji-sedai.jp/book/publication/tsukkomi.html

  • 本文にある通り、ツッコミの需要が高い世の中だな、どうやったらできるようになるのだろうかと思っていたけど気にしなくていいか~と思えた。

  • 一億総突っ込み時代。誰もがツッコミ側に回るが、突っ込まれることは極端に嫌がる。メタからベタへ。夢中に生きることによって周りを引き寄せ、夢中の人間を増やせたらなと思う。価値観を変えさせる一冊。

  • 言い過ぎって思う部分も思いましたが、現代の日本人にぜひ読んでもらいたい。名著です。

  • お笑いブームを経て、いまやお笑い供給過多になっている時代。一般人までがお笑いの感覚を身につけ、あれやこれやとツッコミをいれてばかりの世の中になっている。「そんな世の中は窮屈で生きづらくないか」そういう見地から、ツッコミが蔓延している世の中を転換するべく、より生きやすい世の中にするベく、警鐘を鳴らし、新しいスタイルを示唆するのが本書です。

全160件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

槙田雄司(まきた ゆうじ)1970年生まれ。芸名:マキタスポーツ。芸人×ミュージシャン、コラムニスト、俳優、音楽制作ユニット「マキタ学級」リーダー。バンド『マキタ学級』を率いるミュージシャンでありながら、ビートたけし、浅草キッドも支持する実力派芸人であり、又、独自の批評的見地から音楽や時事問題を考察、論評するコラムニストでもある。2013年、映画『苦役列車』での演技が高く評され、ブルーリボン賞・新人賞及び第22回 東京スポーツ映画大賞・新人賞を受賞。TX系連続ドラマ「みんな!エスパーだよ!」での怪演ぶりが業界関係者に止まらず強烈なインパクトを与え続けている。著書に、『一億総ツッコミ時代』(星海社新書)、CDに『推定無罪』(ビクターエンタテインメント)など。

「2013年 『アナーキー・イン・ザ・子供かわいい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

槙田雄司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×