きむら式 童話のつくり方 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061497085

感想・レビュー・書評

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  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:909.3||K
    資料ID:95040047

  • 2012.12.2 推薦者:みるく(http://ayatsumugi.blog52.fc2.com/blog-entry-233.html

  • あなたは、大人になって絵本や童話を読んだとき、「こんな話どうやって思いついたのだろう。自分ではこんな物語思い浮かばないな。」などと、思ったことはありませんか。『あらしのよるに』など多くの著書を持つ筆者が、どうやって物語を思いつくか、アイデアが湧き出すきっかけやコツを、自分の作品などを交えて、そのような疑問に答えてくれます。「何百万冊とも違ったストーリーで、そして、あなただけの独自なものを書くコツがある。(略)あなたの日常の中で、おもしろいと思ったものを見つけることである。あなたの日常は世界であなたしか体験していない。」意外にアイデアとなる面白い素材は、あなたの身近に転がっているかもしれません。面白いことを見つけるアンテナを普段から張っておけば、いつもなら見逃してしまう事も、違った見方でみることができます。絵本づくりが自分にもできるかもしれない。そう思わせてくる一冊です。

  • 「面白がらせるという発想こそ、独りよがり」。策に溺れるというやつか。ポイントは、最後の余韻とか独りよがりなストーリー構成の危険性とか不協和音の効果とか。基本は類似本と同じ。(だからこその基本と認識。)

  • 一見するとなに言ってるのさ!!
    となってしまう作品ですが、
    別に書くつもりはないと言う人でも
    面白い本ではあります。

    子育て中の親御さんにも役に立つ情報があります。
    それは自分で物語を作ってしまうというもの。
    絵本がない場合でもこれは面白いのでは?

    よくよく読んでいるとこの方は
    超有名人ですね。
    該当シリーズの絵を書いている人も
    実は知っていたりします(笑)

  • わかりやすく、私の知りたいことが書かれていた本。
    自身の経験に基づいた方法論、なるほどなーと最後まで興味深く読めた。
    文体も読みやすいため、童話作家になりたいと思っているひとでなくても、おもしろく読めると思う。

  • [ 内容 ]
    ミリオンセラー続出の童話作家がおくるプロの作家になる方法!
    文章マニュアルから童話論まで、あなたも明日から書ける。
    この本を読めば、明日から、すぐに童話作家になれる。
    そして、世界であなたしか書けない一冊を書くことができる。

    [ 目次 ]
    絶対書ける「方法」
    トレーニングルーム
    童話の「質」とはなにか
    「子供」
    「あらしのよるに」という実験
    童話作家の条件
    ミリオンセラー作家になる方法
    童話哲学
    「エネルギー」と「方法」

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 童話を作るつもりがなくても絵本に興味のあるひとは楽しんで読めます。

  • 単に童話を作るヒントだけでなく、様々なアイディアを生み出す秘訣など。
    楽しく読める一冊です。

  • ただ読むだけでもとても面白かった。童話や子供に対する考え方にも驚かされる部分が多かった。確かに子供だからといって大人とそんなに変わらないし、大人も楽しめるものは子供だって楽しいと思う。この本の一番最初には『童話作家ほどオイシイ商売はない』と書いてある。いくらオイシイとしても書く側が楽しんで書かないと、楽しく読んでもらえないし売れないし何も伝わらなくなるのではないかと私は考えた。ついついなにか書いてみたくなった。すごく楽しそうだ。もし自分にしか書けないものを書けたら、とても素敵だと思う。

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著者プロフィール

木村裕一(きむら ゆういち) 東京都生まれ。多摩美術大学卒業。造形教育の指導、テレビ幼児番組のアイディアブレーンなどを経て、絵本・童話作家に。『あらしのよるに』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞、JR賞受賞。同舞台脚本で斎田喬戯曲賞受賞。同作品は映画化もされ、脚本を担当。2005年より公開された東宝アニメーション映画「あらしのよるに」は、2007年「日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞」を受賞。2009年『オオカミのおうさま』(偕成社、田島征三 絵)で第15回日本絵本賞受賞。著書は600点を超え、数々のロングセラーは国内外の子どもたちに読み継がれている。作品に『あかちゃんのあそびえほんシリーズ1~13』(偕成社)、『風切る翼』『よーするに医学えほん』シリーズ(以上、講談社)、『オオカミグーのはずかしいひみつ』(童心社)、『たいせつなことはみんな子どもたちが教えてくれた』(主婦の友社)、『ゆらゆらばしのうえで』『どうするどうするあなのなか』『おっとあぶないかわのなか』(以上、福音館書店)などがある。純心女子大学客員教授。東京在住。

「2018年 『もうちょっと もうちょっと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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