- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061598638
感想・レビュー・書評
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解説:計見一雄
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生態心理学、アフォーダンスというものがあると知ることができるのとダーウィンに対する一般的な言説と違う印象を持つことのできるおもしろい本だと思う。
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p.30「生きものの行為とその周囲とはどうやら二つで一つのことなのである。」
p.132「脳とはおそらく、環境の「絵のようなイメージ」を浮かべるところではなくて、環境と持続して接触する全身のシステムの一部なのである。脳にあるのは世界の「地図」ではなくて、世界との関係を調節する働きの一部なのである。」
読みやすい。アフォーダンスという概念が初めて分かった気がする。「生きもの」と「世界」がどのような「感覚」と「行為」でつながっているかについて、とにかく抽象的になりやすい説明を、できる限り具体的な例に落とし込んで解説している。
世界は、想像以上にシンプルでいて、想像以上に複雑で、つまりあるがままの姿なのです。 -
アフォードされることによって行動が導かれる。もう少し勉強したい。
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アフォーダンスの概念をダーウィンから説き起こし、自然現象の観察に対する姿勢まで豊富な具体例とともに解説しており、非常に分かりやすい。結果、アフォーダンスの概念を厳密に検討しているわけではないので、あくまで入門書である。おぼろげながら理解できたことから推測するに、環境に潜在する意味として、実在的に捉えようとするところがアフォーダンスの独自性であろうか。認識論はやはり興味深い。
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ジェームズ・ギブソンの生態心理学を紹介する本。
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松山先生に勧められて読んだ。アフォーダンスの意味がますますわからなくなる。。。。。