猫丸先輩の空論 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061824461

感想・レビュー・書評

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  • 正直、告白します!
    表紙のパッケージにある猫丸先輩があまりにカワイクて買っちゃいました!!!
    でもね、中身も秀逸♪
    一般的に、本格推理小説というと、
    「密室の中で人がバッタバッタと殺されていく」
    というような「悲惨系」なお話が多いとおもうのですが、
    本作は、めっちゃホノボノ♪
    しかも、あんましヒトもしなないしね。
    んで、猫丸先輩がイイアジだしてます。。まじで。
    カワイイかとおもいきや、こやつ一筋縄ではいかぬ、なかなかな「猫野郎」でござります♪

    推理小説は大好き、でも、あんまヒトが死ぬのはいやだという方(!?)
    には超絶オススメです。
    あたまの体操になりますぞよ♪

  • <font color="#666666"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061824465/yorimichikan-22" target="_blank"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4061824465.09._SCMZZZZZZZ_.jpg" class="booklog-imgsrc" style="border:0px; width:100px"></a>
    <br clear="left">
    <blockquote><p><strong>年齢・職業ともに不詳の童顔探偵猫丸先輩が、日常を゛本格推理"する!イラストレーターの家のベランダに毎朝決まって置かれるペットボトル、交通事故現場に集結させられた無線タクシー、密室状態のテントの中で割れ、散乱していた7個のスイカ・・・・・などなど不可解で理不尽な謎がすらりと解かれる推理の極み6編。</strong>  ――裏表紙より</p></blockquote>
    水とそとの何か・とむらい自動車・子ねこを救え・な、なつのこ・魚か肉か食い物・夜の猫丸 の6編。
    タイトルに゛空論"とあるとおり、猫丸先輩流の謎解きはあるが、果たしてそれが真実かどうかの検証はない。そもそも、それでも関係者一同が納得してしまえるほどの謎である。二つ目の物語ではある意味――違和感を抱きながらも――ちょっと背筋が寒くなったが。
    前作では自分の想像とイラストの猫丸先輩とのギャップにいささか隔たりがあったのだが、今回は違和感なくあれこそが猫丸先輩であると認めてしまった。視覚情報侮り難し!
    それにしても、イラストレーター編といい 交通事故編といい、著者の悪戯心は少年のようである。</font>

  • 猫丸先輩のような観察眼を持った人が側にいたら、おちおち伸びもできやしない(苦笑)。<BR>
    この作家だからこその恐怖が感じられる「夜の猫丸」ほか全6編。

  • 日常の不思議に猫丸先輩があざやかな解答を。

  • 猫丸先輩シリーズとしては、4冊目。講談社ノベルスからは2冊目の刊行です。<BR>小さくて童顔で、猫みたいな風貌の、年齢不詳の猫丸先輩が日常の様々な謎を解き明かしてくれるんだか引っ掻き回したんだか何なんだか、というシリーズです。<BR>今回は、「水のそとの何か」「とむらい自動車」「子ねこを救え」「な、なつのこ」「魚か肉か食い物」「夜の猫丸」の6編を収録しています。
    このタイトルって、全部既存の作品のタイトルをもじってると思うんですけど、「子ねこを救え」と「夜の猫丸」だけ元ネタが分かりませんでした。<BR>
    個人的に好きなのは、「とむらい自動車」。 <BR>ラストの手前まで、八木沢くんがてっきり○○○んだと思ってて、見事に騙されましたよ! <BR>猫丸先輩の、飄々とした感じが大好きです。でも、身近にいたら物凄い困るんだろうけどね。 /2005.09.24

  • 猫丸先輩の口調に、
    なぜか、癒されます(笑)
    文章からのイメージと、
    イラストが、びっくりするくらい、
    ぴったりです。

  • 猫丸先輩シリーズ大好きです。

  • 書き下ろしの電話の話はちょっと怖かった…。

  • 最後の書き下ろしが普通に怖かったのですけど…。電話って。色々日常のみすてりー。猫丸先輩が大好きデス。えぇ。

  • 30歳以上なのにちびで高校生にも見える童顔の猫丸先輩が、あわてんぼうの八木沢君に「あわてるんじゃありませんよ、まったく」なんていいながら事件の推測を語るシリーズ第2弾。
    真相とはいわないのです。そう、かもね、みたいな。
    かっちりピースがはまる快感はあんまりないですが、こういうのも時にはよいものです。

    カバー・本文イラストレーション / 唐沢 なをき
    カバーデザイン / 岩郷 重力
    ブックデザイン / 熊谷 博人・釜津 典之
    初出 / 小説現代増刊号『メフィスト』'03年5月・9月、'04年1月、'05年1月・5月・9月、書下ろし1本

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著者プロフィール

一九六二年静岡県生まれ。日本大学藝術学部卒。九三年「競作 五十円玉二十枚の謎」に応募し、若竹賞を受賞、九四年『日曜の夜は出たくない』で本格的に作家デビュー。二〇〇一年『壺中の天国』で第一回本格ミステリ大賞を受賞。著書に『星降り山荘の殺人』『片桐大三郎とXYZの悲劇』『皇帝と拳銃と』『豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件』『月下美人を待つ庭で猫丸先輩の妄言』などがある。

「2021年 『作家の人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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