闇と光の双翼 フェンネル大陸 偽王伝 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061824553

感想・レビュー・書評

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  • 2010/05/11 読了。

    図書館感謝。

  • シリーズ第4弾。旅先で得た親友を救うため、フェンは戦場へ身を投じる。

  • 大国による侵略!風雲急を告げる第4作

    読了日:2006.06.28
    分 類:長編
    ページ:334P
    値 段:950円
    発行日:2005年11月発行
    出版社:講談社ノベルス
    評 定:★★★


    ●作品データ●
    ----------------------------
    主人公:フェンベルク
    語り口:3人称
    ジャンル:ファンタジー
    対 象:ヤングアダルト向け
    雰囲気:王道ファンタジー
    結 末:一件落着
    イラスト:ミギー
    ブックデザイン:熊谷 博人
    カバーデザイン:斉藤 昭 (Veia)
    ----------------------------

    ---【100字紹介】--------------------
    東の大国シスタス、ソルド王都を急襲。
    美しい都は火に包まれ、市民の多くが人質になった。
    衝撃的な知らせを聞いたフェンベルクは
    逃げ遅れた親友・ロカを救うため、戦場へ。
    風雲急を告げる、王道ファンタジー第4弾! 
    ---------------------------------------

    フェンネル大陸シリーズの第4作。

    以下、続きものなので、前作までのネタばれを僅かに含みます。未読の方はご用心。

    本作は、前作で旅したパラクレスからの帰国からスタート。北の国から帰ってきて、今度は南の国へ行きます。旅路は詳しく描かれませんが、どこか少し、「いいな、この世界」と思わせるようなイメージです。しかしいまいち、広さが判然としない国ですね。移動に関しては比較的描写が少ないので、余計に距離感がつかめないのかもしれません。

    また、やはりこのシリーズの最初から、どこか詰めが甘い感があります。流れが不自然、ということなのでしょうか…。

    展開としては、まあまあ予想の範囲。微妙に変化球ですが、大局的に見るとまあいかにも普通の、王道ファンタジーの「お約束」的展開かと思います。

    本作で浮き彫りになったのはやはり、元々少年誌的キャラだったフェンの「少年誌度」が、ますますレベルアップしているということでしょうか… (笑)。よく動くけど、騒動も巻き起こしまくりですしね!でもこの「フェン」が、本作を子供だましへするのを防いでいる気もします。フェンは無敵じゃありません。欠点もあるし、最強でもない。かと言って読者の等身大のキャラ、というわけでも全然ない。お話も、主人公をみんなで盛り立てようとか、そういう雰囲気はない。フェンはあくまで1人のキャラであって、特別扱いしない、そういうところにとても好感がもてると思いますね。

    ついにシリーズの大きな流れがはっきりしてきました。次はきっと…、なんて菜の花なりに想像していますが、さて。これがはずれー!で、もっと楽しい方へ期待が裏切られるとよいのですが…。


    ●菜の花の独断と偏見による評定●
    ---------------------------------
    文章・描写 :★★+
    展開・結末 :★★★
    キャラクタ :★★★
    独 自 性 :★★
    読 後 感 :★★★+
    ---------------------------------

    菜の花の一押しキャラ…サチ

    「待て。貴様ら何者だ」 
    「旅の途中の無礼者です」
             (?&サチ)

  • 4巻目。
    ごちゃごちゃとしてきて、たまに地名、人名がわからなくなります。
    ロカは元気があって出てくると安心します。

  • フェンがロカを救う所がとても面白いです。
    すこし、しんみり来る作品です。

  • キャラが魅力的で楽しいですが、キャラが増えすぎてちょっと把握しにくくなってきた感じがします。

  • 第4弾です。
    ようやく奪回できてひと段落? と思っていたら
    何故そこにいるんですかと聞きたい人が、違う場所にいたり。
    どこまで旅は続くのでしょう??

  • 07.09.24 / 334P

  • ちょうど飛ばしていた間の巻をようやく読むことができました…っ!
    当初に比べてフェンが少しずつ感情を取り戻してきている感じ。そしてやっぱり今までの行き方を欠片も使わないことは無いんだなぁとも考えさせられるもの。
    そんな難しいことはすっ飛ばして、気が付いたら一気読みしてましたがね。

  • 偽王伝シリーズ第4弾。最近テオとフェンが偽親子です!それだけでときめく!笑。ソルド王国奪還編ー。というかは陥落・奪還編ですか。ロカが何か大人になった?アシュレイは変わらなくてよいですな。最後出てきたのも本物アシュレイ…?うーやだなぁ。フェンは可愛い。祖国の話もいずれ出てくるのかしら…?どうなのかしら?

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著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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