目薬αで殺菌します (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061826120

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  • 神戸で劇物の入った目薬が発見された。目薬の名には「α」の文字が。その頃、那古野では加部谷恵美が変死体を発見する。死体が握り締めていたのは、やはり目薬「α」!探偵・赤柳初朗は調査を始めるが、事件の背後には、またも謎の組織の影が…?「φ」から続く一連の事件との繋がりは!?進化するGシリーズ、第7弾。
    「BOOK」データベース より

    ああ、途中だ.

  • 劇薬入の目薬が市販され、大騒ぎになっている中、殺人事件もおきます。

    これも、例の方が関わっている一連の事件なのか?
    終わりが中途半端なので、続きがあると思いたいです。

  • 再読。
    いつにも増して漠然とした内容。
    殺人の方は犯人の独白によってぼんやりと動機はわかるけど、目薬の件は何の解決もしていない。
    何十年後かにそういうことだったのかなんて分かっても何もすっきりしないな。時間軸が違いすぎて、全貌どころか一部すら凡人には見せてもらえない。
    ただ、「目薬αで殺菌します」というタイトルは好き。
    犀川先生と萌絵ちゃんが何となく微妙な雰囲気。
    海月くんと恵美ちゃんも、切ない雰囲気。
    何だかんだで、お似合いの二人だと思うのだけど。

  • 赤柳が仕事を頼んでいた人から島田文子の名前が出て、その時田玲奈が自殺をしてその直後に赤柳が襲われパソコンを奪われる(実際は取られてなかったけど)
    今までは信望者が動いているという感じだけど、わりと直接的に動いている感じ。
    そして海月くんは何者なのか…。

    神戸で劇物の入った目薬が発見された。目薬の名には「α」の文字が。その頃、那古野では加部谷恵美が変死体を発見する。死体が握り締めていたのは、やはり目薬「α」!探偵・赤柳初朗は調査を始めるが、事件の背後には、またも謎の組織の影が…?「φ」から続く一連の事件との繋がりは!?進化するGシリーズ、第7弾。

  • いつものメンバーが登場。
    今回は特に恋愛的な要素が強く、少し新しい展開に。

    登場人物も物語の中で時が経ち、新しい進路の選択をする。
    サザエさんやドラえもんのようにずっと時が経たなければ良いのにと思ってしまう。

    学生の頃って、やっぱり人生の中でも良い時期だなぁと(当時は思わなかったけど)感じる。

  • なんで海月くんは加部谷ちゃんに僕には関わらない方がいいって言ったんだろう。彼には何かがあるのかな。 真賀田四季は、人間の身体でいえば、ガン細胞のようなもの。ガン細胞によって、人類が進化をした。これから生まれるものが、本当の知的生命体なのだ。

  • 事件は結局解決したのか微妙なところだと思うが,人間関係に天気が訪れて,テーマは別離という感じ.

  •  森先生の作品としては珍しく「私」という一人称の語りで始まり、謎めいた女性が描写される私好みの様式だ。読者を引き込む作品の特徴に「謎めいた登場人物の素性を知りたい。」という心理があるのではないだろうか~

     この物語は、目薬に異物が混入するという事件で始まるのだが、森先生は、その時々で話題になっている事件を取り入れているのかもしれない。他人ごとではないので、何か参考になる情報があるかな?

     あんなに引き込まれたS&Mシリーズと異なり、Vシリーズに続いて違和感ありまくりのGシリーズなのだが、とりあえず読み進めている。

     新たな刺客(テロリスト)も登場し、ありふれたミステリーのような緊張感も高まる「α」だが、お約束の叙述的な技が恥ずかしげもなくぶっこまれているところが森先生らしい…

     この巻では、犀川先生が登場し、近藤刑事を相手に、森博嗣版『嫌われる勇気』のような対話を繰り広げるシーンがあるのだが、 森先生が犀川先生の台詞を借りて語る哲学に触れると、ハリー・ポッターに登場するデスイータ―に生命力を吸い取られるような気持になってしまう。

     それにしても赤柳の素性・役割が曖昧で、増々謎だ…誰が何のためにということが分からないことが更なる混迷を深めて行く…

  • Gシリーズ、7作目。

    このシリーズは全体で1つのミステリというか、この1冊だけだとあまりに中途半端なままで放り投げ過ぎというか、、、。ミステリの結末としてはちょっと唐突過ぎで、ウウーン、って感じ。読み返しても、何だか納得しづらい。その分、加部谷たち人間関係に変化の片鱗が見え始めて、彼らの今後に俄然興味が湧きだした。赤柳探偵の正体も気になるし、レギュラーメンバーの今後の展開には注目したいところ。

  • 毒物のまざった目薬の事件。さらに目薬をもった遺体。G-7。
    あえて波紋の小さい事件をいれることで、反応を試している。その信号を今後どう使うのか楽しみ。

著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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