キョウカンカク (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 280
感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061826991

感想・レビュー・書評

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  • 図書館にて借りる。面白かった。

  • 特殊能力持ちの探偵ながら、犯人を推理する過程はしっかりとしたロジックに基づいている。なにより動機があっと驚くもので、ミステリとして満足のいく読後感だった。

  • 普段はあまりミステリー?ものは読まないけど、共感覚というテーマと、なんかレトロな気もする表紙に興味をそそられ購入。

    共感覚という題材を駆使して展開する物語は、とても面白く読むことができた。しかし、ちょっと強引さを感じてしまう部分もあり、特に後半からの展開にそう感じてしまうところが多かった。

    とはいえ、面白かった!という感想は変わらないので、次回作も是非読んでみたいと思う。

  • 共感覚の方がどのくらいいらっしゃるのか判りませんがそういう方がいらっしゃるんだという事を始めて知りました
    自分に無いものを説明されても理解が難しいですね

    声に付随する色で自殺志願者だの殺人者だのと決め付けるのはどうなんでしょう?
    作中で声の色から殺人犯と断言していましたがそれだけでは熟練の刑事が
    『アイツが犯人だ。長年の刑事としての勘がそう告げている』
    のとなんら変わりが無いんじゃないでしょうか

    後、山紫郎君はなんていうか厨二病全開でしたね
    ちょっと思わせぶりな態度が多すぎです

  • 連続殺人事件、死体は全て燃やされ、遺棄されていた。この謎をとくべく動き出した「音宮美夜」。彼女は音を”見る”ことができる「共感覚」という特殊能力を持っていた!長い銀髪を靡かせて、彼女は犯人を追う……

    ていうか山紫郎がうっぜええええええええええ!!!!

    ストーリーとか、そこそこ面白かったし、犯人の動機についてもそこそこ目星がついていたものの「なるほどね~」と楽しめた。
    けれども!けれどもですよ!
    共感覚を持つ探偵・音宮さん、口は笑っても目は笑わない嫌われ者の刑事・矢萩さんと、超超魅力的なキャラクターの中にあってですよ。語り手であり音宮さんと行動を共にする山紫郎がうざいこと、うざいこと!もう、お前のせいで3回くらい読むのやめようかと思ったわよ!!考え方もセリフも全てがウザい!何様なんだお前は!!!

    ★3つつけてもいいけれど、山紫郎のせいで2つだわよ!!

    というくらいウザい、勘違い中二病かまってちゃん、一途系馬鹿、山紫郎。最後綺麗にまとまっている感じもしますが、どう足掻いてもお前が嫌いじゃー。こいつが出ないなら続編も読まんでもないです。音宮さんと矢萩さんは好きなんで。

  • 共感覚、興味深い。色々文献読んでみよう。
    最後らへん、「駄洒落やがな!」とつっこみたくなった。

  • 中盤あたりまではかなり良いんじゃないかと思ったのですが、ラストはまさにメフィストでした。自分は嫌いじゃないですが、一般受けはしないだろうな。

  • 共感覚に興味があって、読んでみる。

    共感覚ならでは、の動機、というか、展開というか。
    自分では絶対に理解できない領域のモノなので、
    そういうのもアリかぁ。。。と。

  • 久しぶりにメフィスト賞を読みました。
    美人の銀髪探偵と幼馴染を殺された高校生が犯人を追うといった、べたべたなもの。期待せず読んだのですがなかなか楽しめました。伏線はきっちりと張ってあり、そこは良かったのですが、終わりの方は良くも悪くもメフィスト賞らしいです。

  • タイトルに偽りなし。表記的な意味で。
    何が凄いってこの犯人の動機が凄い。

    過去とか人間関係とかここまであざとく狙ってくるんなら、素直に見守って続きを待つことにしましょう。
    好みの問題だけど、キャラクターにイマイチ嵌れなかったのが残念。
    こういう話はどっぷり漬かった方がオモロイから。

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著者プロフィール

1978年生まれ。メフィスト賞を受賞し、2010年『キョウカンカク』で講談社ノベルスからデビュー。近年は『希望が死んだ夜に』(文春文庫)、『あの子の殺人計画』(文藝春秋)と本格ミステリ的なトリックを駆使し社会的なテーマに取り組む作品を繰り出し、活躍の幅を広げている。

「2021年 『Ghost ぼくの初恋が消えるまで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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