奇面館の殺人 (講談社ノベルス)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (436ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061827387

感想・レビュー・書評

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  • 「館」シリーズ9作目。
    本格ミステリ史上前代未聞の異様な状況下、名探偵・鹿谷門実が圧巻の推理を展開する!が謳い文句。
    最初から鹿谷門実が関わり、探偵らしく振る舞うのは珍しい気がする。

  • 館シリーズ第九弾。

  • シリーズ第9弾。
    吹雪の山荘の殺人事件。
    設定からして、いかにもな推理小説。
    正統派パズラーでありながら、本格推理の定石を、逆にネタにしているところも。
    ページ数の割に、ライトな読み心地。
    アルバイト瞳子の視点が、効果的だった。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-43f7.html

  • 売れているという巷の評判にのっかって手にとったものの、以前のショックが大きすぎてなかなか読むに至らず。ひょんな事から十角館を再読し(やっぱりいい!)、懐かしい名前の力で、漸く読む事が出来ました。当初から趣向に凝りすぎとは思ったものの正直、面白かった。3つの疑問に対する回答に満足。伏線の張り方もいい、読み返したくなる。でもラスト近くの全員がXXXXっていうのあれどうなの?「自分でもリアリティな基準では不可」をあえて出す必要があるのか疑問。これでもかのサービスし過ぎでかえって白けました。面白く読んでいただけに残念。

  • 不気味さは良かったけどドキドキ感が少なかったな。

  • 久々の館シリーズ!絢辻ワールドが全体通して漂っている作品ながら、トリックその他はやや落ち着いた感じ?
    この人の作品って、前提が結構、力技だったりするけど、荒唐無稽にはならないのが魅力。
    館シリーズも残り1作!早く見たいような、見たくないような。複雑ー。

  • 館シリーズ九冊目。館シリーズも残りあと一冊。早く出版されて欲しい気持ちと、終わってほしくない気持ちと。

    鍵のかかる仮面をかぶらなければならない館に集まった6人の男たち。中には代理で出席した鹿谷も。
    館の周りが雪で覆われた中殺人が起き、六人とも鍵がかかった仮面のせいで判別不可能な中、犯人探しが始まる。

    巻頭に登場人物の説明がなかったので、どの仮面が誰でというのを鹿谷が思い違いをするところがキモかなとか思っていたが、別の理由だった。

    鹿谷が語る言葉に、作者がこの作品を書くに当たっての大変さが伝わってくる言葉があり、なるほどと面白かった。

  • 名前と仮面を一致させながら読むのに苦労して疲れた。
    読み進めていくとストーリーに入り込むことができて楽しめた。
    でも、疲れた。

  • 前半長すぎない?
    事件が起こってからはおもしろい
    3.0

  • 初恋のヒトに久しぶりに会った気分(´・ω・`)

    会わなきゃよかったのに・・・ウソウソw
    館シリーズ9冊目(10冊でシリーズ完了)
    最初からシリーズとしての大きな仕掛けが
    あるわけではないので一冊一冊を楽しめば
    良いのだが、奇行の建築家中村青司が建て
    た館で起こる殺人事件に関わる鹿谷門実が
    仕切る雪の山荘事件・・・意外にポップな
    作品になった

著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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