りぽぐら! (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 605
感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061828971

作品紹介・あらすじ

西尾維新が、言葉の持つ無限の可能性に挑んだ意欲作!

リポグラム[英lipogram](名詞)
特定の語、または特定の文字を使わないという制約のもとに書かれた作品。

感想・レビュー・書評

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  • 短編が3編✖️5パターン

    独自で定めた条件で使用できない文字の4パターンは全て同じストーリーではあるが書き振りが異なる。

    妹が友達を殺した話

    将棋の積み木崩しならぬ札束崩し

    監視社会の極みの倫理社会


    話は面白いのですが筋読みの私としては同じパターンを読むのは修行でした。

    評価は低くしちゃいましたが作者の技は凄いの一言です。

  • 出来上がったミステリ短編を一定のルール(使用する文字制限)で縛り、4つの物語を作る実験的な小説。
    面白い試みではあるが、ストーリーは同じなので飽きる。3つの短編そのものは面白いが、縛り小説は2つ位の方が良かった。

  • 西尾維新らしいと言えばらしいとおもいます。
    単純に使えない文字が10文字以上ある中で描き分けるのは凄いと思いますが、まぁそれだけで内容的には面白いものでもないし、同じ内容の短編を5回も読むのは辛かった。
    試みは面白いと思うし、そのかき分けの技術も凄いと思いますが、最後は何とか読み切ったという感じ。

  • 特定の文字を使わないとこんなにも違って見えるのかと驚いた。小説でしか成り立たない高等な遊び…といった感じで著者の技量が凄い。ただ、純粋にこの作品を楽しむためには何度も同じ内容の物語を読み込まなくてはいけないので、少し飽きる。

  • 特定の文字を使わずに小説を書くと言う試みは面白いが余りにも実験的過ぎる
    同じ話しを5回も読むのも苦痛でしかない
    100円で買ったから良かったものの定価で買っていたらと思うとぞっとする

  • 異なる表現によって、うっかり誤読していた個所が頭の中で修正される。

  • ★学生選書ツアー2018選書図書★
    【所在・貸出状況を見る】
    https://sistlb.sist.ac.jp/opac/volume/217688

  • 西尾維新ファン中~上級者向け。
    リポグラムという試みが面白い。西尾先生作品の言葉遊びが好きな私としては俄然そそられる本でした。すごいです。文字の制約があってもこんな風に書けるのか、と感嘆するばかりでした。
    が、同じ内容を繰り返し追っていくことになるため、結果どうしても飽きてきてしまうので(話の結末が分かっているのでなおさら)、短期間に一気に読もうとはしない方がいいかもしれないですね。一つ読んだら、時間を置いてからまたパターン違いを読んでいくのがいい気がします。
    あとがきは必読だと思います。好き。

  • とも。同じ内容の物を4本も読みたいとは思えず、実質3話を普通に楽しむ。挿絵は良かった。

  • 試みは面白いけど、ストーリーは普通

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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