- Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061840362
感想・レビュー・書評
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《カフェオレ》という言葉を聞くと、このお話を思い出す。
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依存してる人と依存されてる人ではなくて、実はどっちも依存してるんだよという話。
依存することで依存してる人と、依存されてることで依存してる人。
それに無理が来たら、こんな解決方法しかないかも。 -
学生の頃は難しい話だと思ってたけど、
大人になって読むとまた違う。 -
どんなことでもツーカーでわかってしまう特殊な関係の真実と祥子。ふたりをからめている不思議な糸の正体って?
アダルトチルドレンものと聞いて読んでみた。すごく心に響く物語だった。著者の23歳のときの作品というが、この洞察力はすごすぎる。
「怒られたらどうしよう?」ということにいつもおびえる祥子にも、「別れないのは子どものせい」と常に罪悪感を持たされた真実にも共感できた。この二人の苦しみと共依存的関係から脱皮していこうとするあがきには感動を覚えた。
それにしても育った家で受けた傷というのはものすごいものがあるんだなあ・・としみじみ・・。
「あたしの自我は真実の自我じゃない」・・祥子の叫びは現代の子育ての問題点を鮮烈に表現していると思った。
「あなたたちの愛は負担でしかないのよ」という言葉が印象的だった。 -
怖い。
本の作りこみと印刷屋さんの技術に脱帽。 -
ファンタジー?
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これのイメージアルバム・・・あるんですよね。でも、ちょっとハズレ感アリ。
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恐かった。ある意味・・・。
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切なくて苦しくて泣きたくなるほどの感銘。「心の傷で人は死ねない」、涙が出た。…そんな中学二年生もどうよ。
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依存しあう少女達の愛と狂気の世界。ラストに辿り着くまで割りと延々とつらいけど、このノリでここまで上り詰めていってしまうのはこの時代の作家さん以外であまり見たことがない。<a href="http://booklog.jp/asin/4403611567">密天の花園</a>に通じるものがある。