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- Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061851252
感想・レビュー・書評
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三国の成立から晋、混乱の時代を経て隋による統一まで。
三国志のその後が、こんなにグズグズだったとは。平和な世の中がいかにありがたいことか身に沁みる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
吉川英治の三国志などは劉備の徳を強調しすぎて彼に魅力を感じず、なんで関羽がこんな奴について行くんだと思いながら読んでいた。しかし陳舜臣の描く劉備は、諸葛亮と出会うまで関羽、張飛、趙雲ら戦しかできない武人たちをまとめて、一人で戦略を立て、乱世をしぶとく生き抜いてきた英雄という感じがした。徳とか宗室の末裔とかを前面に出すより、大将としての劉備をしっかり書いた方が面白くなると思う。