総門谷R 阿黒篇 (講談社文庫)

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  • 講談社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (514ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061855540

感想・レビュー・書評

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  • 勝手に高橋氏の暴走シリーズだと思っている総門谷。氏の陸奥への深い想いと古代史への造詣をミックスした結果、唯一無二の特徴を持つ作品に仕上がっています。
    本書はまだ序盤ですが、どこまでの発展を見せてくれるのか楽しみです。

  • シリーズ2弾目。
    前作からかなり時間が空いてからの今作だったけれど、記憶を取り戻しつつ読了。

    阿黒の人選がキテレツで、ギャグなのか!と突っ込みたくなったが、それでも読んでしまう高橋作品。
    のんびりシリーズ制覇していこうと思う。

  • 平安京を舞台にした話。
    まぁ歴史上の有名人が出るわ出るわ、だけど、そっか、決着つかないのか、ってなった。
    蝦夷は…いろいろあるよね…

  • 総門谷の第2弾
    総門=阿黒となる。第1弾の総門谷より前の時代になるが、その総門谷第1弾との繋がりもあり、第1弾を読んでから阿黒編を読んで欲しい。

  • 『総門谷』続編の第一弾。伝奇SF超大作。
    今度の舞台は平安時代。
    空を爺さんが飛びまわったりついでに未確認飛行物体もとびまわったり、
    そうかと思えば陸奥で大戦がはじまったり。
    あと宇宙いったりとか空海さんがいろいろやらかしたりとか。

    ――などという紹介の仕方をすると「何その異種格闘技戦」みたいな感じになってしまうのですが、
    実際には虚の糸と実の糸が見事に織り合わされ、妙な説得力があります。
    初代征夷大将軍と伝えられる坂上田村麻呂が大活躍、アンドまわりの連中大暴れ。
    「この部分は空想だろう」と思っていたら
    キッチリ実際に存在する伝説を材料に話を構成してたりして油断のならない作品でした。

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著者プロフィール

1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒業。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞する。他の著書に『炎立つ』(全5巻)、『天を衝く』(全3巻)などがある。

「2009年 『To Tempt Heaven』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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