- Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061856554
感想・レビュー・書評
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オプティミスト:よいことは永続的・普遍的・個人的と考え、悪いことは一時的・特定的・外的と考える
そもそも人はなぜ自分の失敗の責任を取るべきなのか
それは、自分の悪い点を改めるべきだからだ
人が変わるためには、内向性はさほど重要ではない。大事なのは永続性だ
失敗の原因が永続的だと思っていれば、変えるための行動を起こそうとはしないからだ
反芻しない人は、たとえペシミストであってもうつ病にならない傾向−反芻癖に注意
選択とコントロール権を与えられた人々のほうが活動的で幸せ
無力感が死を招く
ABC日記
A:困った状況 起こったことを自分の評価を交えず記録
B:思い込み 困った状況をどう解釈するか
C:結果 感情と行動を記録
自己の評価の増大と共通の認識の衰退
自分以外にコミットするもののない人生は実に空しいものだ。
極度の個人主義はいろいろな意味で悲観的な説明スタイルを極限まで拡大させてしまう詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
時間があれば
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積極的にオプティミスト(楽観主義者)であるべきと説く、意外にもアカデミックな内容であり途中飛ばし読み。
何事も悲観的にならず、「前向きに生きることはあらゆる場面でメリットだらけだよ」と。 -
オプティミスト→楽観主義
ペシミスト→悲観主義
それぞれを測るためのテストも豊富に織り込まれている。
自分がどちらのタイプなのか?また、改善するための方策など様々に盛り込まれている。 -
非常に興味深く読むことができました。途中のテストで自分がペシミストであることがはっきりと自覚でき、どうやったら対応できるのか、期待を持って読み続けました。その答えがある第3節が、「実行するのが難しいなあ」と思う内容でした。もちろん、しっかり取り組めば成果は出るのでしょうが、最初に懐疑的になってしまいました。これもペシミストだからでしょうか。
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表題の通り、オプティミストがなぜ成功するのかの研究とその結果を淡々と述べている本。
現代になってうつ病が増えてきた話、その背景、会話内容との因果関係、親から子に楽観主義/悲観主義がどうやって遺伝するか、学校での成績への影響、免疫細胞への影響、運動選手への影響、選挙への影響の研究までを取り上げる。
楽観主義は訓練次第で身に付き、その方法も最終章付近で述べられている。
なお、本書は極めて中立的で「オプティミストが成功するから良い」といった事は一切書いていない。
「状況に応じてうまく楽観主義を使え」ということだ。 -
筆者はうつ病と悲観主義の関係を明らかにし、楽観的な考え方をうまく取り入れることによって、うつ病のまん延に対応しようと主張する。科学的なアプローチから、大統領選挙の予想やプロスポーツにおける分析、教育的な観点からの悲観主義の影響など、興味深いテーマが並ぶ。個人の力の拡大=個人主義の拡大と社会の共通認識の衰退に対抗するための、強い味方になる一冊です。
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鬱への処方箋として自分で立てる対策である。幸福心理学であり、心理学のテキストとしても読める。
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#bookoff