変身 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.49
  • (989)
  • (2269)
  • (3402)
  • (494)
  • (87)
本棚登録 : 21775
感想 : 1679
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061856981

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 続きが気になりあっと言う間に読み終えました。読後はなんだかとても切ない気持ちになりました。主人公は救われたのかも知れませんが、切ないです...

  • 以前読んだことがあったはずだけど
    だいぶ前で忘れていたので再読した。

    東野圭吾らしくドラマティックな展開だった。

    死の定義は興味深いテーマだと思う。
    所詮は生きている人間が決めた死の定義。

    もしかしたら、我々が認識している死は死ではないのかも。
    もしかしたら死後の世界はあるのかも。

    大切な人を亡くした経験がある者としては夢がある話だった。

  • 読後感は悪くなく、小説として面白く読めた。
    ただ、純一としての記憶が残っているにも関わらず京極の人格になってしまうことは、物語の中でそうなってしまうからそうなのだけれど、実際にはあり得ないだろうと思いながら読んだ。
    人格はどこで決まるのだろう。
    生まれ持った脳の構造か、過去の経験か。
    京極の考え方が息子とそっくりで怖かった。
    京極の人格を純一から消し去ることが出来なかった結末に、やや暗い気持ちになった。

  • 読めば読むほどに頭の芯が響く様な恐怖を感じました。中程からは恐怖心以外の感情はなかった様に思います。
    恐ろしすぎます。

  • なんとか純一に戻ってきてほしいと願いながら読み進めましたが願い叶わず悲しい結末でした。後半は主人公の残忍な行為が気持ち悪かった。そして自分が純一だったらもうこうするしかないだろうとも思う。でもそれだけ世界に入り込み結末が知りたくて一気に読みました。

  • 読み進めていけばいくほどドナーの主がもしかして…
    やっぱり的中!
    結末が気になって一気に読み進めた!
    自分が自分じゃない
    やるせ無い気持ちになった

  • 世界初の脳移植手術を受けた主人公がドナーの意識に徐々に支配されてゆく・・・というよくありがちな小説。
    それを東野さんがどう仕上げているのか、興味を持って読んでみました。

    が。
    うーん、つまらないです。

    意外性も、訴えてくるものもなく微妙な作品でした。
    エンターテイメント性はあるので映像化したほうが、娯楽作品として楽しめるのかもしれません。

  • ドラマを観ているかのように画が浮かんでくる。そのぶん残酷さも凄まじいのだけど、先が気になって没頭して読んでしまった。これを35歳で書いているとは。。

  • 脳移植。
    人の性格、嗜好などは身体のどの部分が関わっているのでしょうか。
    他人の脳が一部でも自分の身体に移植された場合、性格なども変わるのでしょうか。
    そう、変身してしまうのか。
    自分とは、生きているとは、という概念から考えさせられます。
    やるせない。

  • 京極が成瀬の自意識が消えることを恐れ、成瀬を大切にしようとしていること、それが切なかった。

全1679件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

東野圭吾の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部みゆき
宮部 みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×