- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062035156
感想・レビュー・書評
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20代、30代、40代と都合3回読んだけどその度に感じ方が変わるような。
つかみ所がないようで、どこか心の詩吟を掴まれてるような。
きっとまたいつか読むんだろうなと思います。
身近にある死を見つめ、自分の生き方の中にどう位置付けていくのか。
テーマとしては重いけど、人間の持つ欲と絡めながらリアリズムに徹して描かれてる気がします。
とりあえず上下巻ひっくるめて今回は4.2ポイント!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2015-34
村上さんの本は何冊か読んだけど、やっぱりこの世界観がよくわからない。
ワタナベも直子も結局どうしたいの??って感じ。 -
読んでいて感じた既視感は、『螢』がベースになっているからだとわかって納得した。そしてこの作品は多崎つくるの物語とも共通するテーマがあって(今朝の新聞の文芸欄より)、死者と生者とのへだたりが実はそれほどないということ。生というものの姿が、性欲と食欲の描写で明らかにされている気がした。
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エロ描写があってよかった。
キャラが結構特徴あっていい。 -
良くも悪くも美しく、儚く、ナルシストな村上春樹の世界感がもっとも色濃く滲んだ作品。なぜか何度も読み返してしまう。
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BN01657753
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『ノルウェイの森』って、ビートルズのあの曲だったんだ。
これを生ギターで弾かれたら、涙チョチョギレるなぁ。
文句なしの五つ星(★★★★★) -
文章が音楽的というか、音読で聴いてみたいと思った。
物語そのものが面白い、というわけではないのだけれど、静かに文字の間にたゆたっているような感じが心地がいい気がする。
物語ではなく、文章が心地がいいと感じ、続きを読みたいと思う。