ノルウェイの森(上)

著者 :
  • 講談社
3.61
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本棚登録 : 4281
感想 : 421
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062035156

感想・レビュー・書評

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  • 20代、30代、40代と都合3回読んだけどその度に感じ方が変わるような。
    つかみ所がないようで、どこか心の詩吟を掴まれてるような。
    きっとまたいつか読むんだろうなと思います。

    身近にある死を見つめ、自分の生き方の中にどう位置付けていくのか。
    テーマとしては重いけど、人間の持つ欲と絡めながらリアリズムに徹して描かれてる気がします。
    とりあえず上下巻ひっくるめて今回は4.2ポイント!

  • 2015-34
    村上さんの本は何冊か読んだけど、やっぱりこの世界観がよくわからない。
    ワタナベも直子も結局どうしたいの??って感じ。

  • 読んでいて感じた既視感は、『螢』がベースになっているからだとわかって納得した。そしてこの作品は多崎つくるの物語とも共通するテーマがあって(今朝の新聞の文芸欄より)、死者と生者とのへだたりが実はそれほどないということ。生というものの姿が、性欲と食欲の描写で明らかにされている気がした。

  • エロ描写があってよかった。
    キャラが結構特徴あっていい。

  • 良くも悪くも美しく、儚く、ナルシストな村上春樹の世界感がもっとも色濃く滲んだ作品。なぜか何度も読み返してしまう。

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BN01657753

  • 映画を見ようと思って、その前の再読

    中身をすっかり忘れている

    突撃隊(いい味出してる)の失踪
    「田崎つくる」にも仲良し男性が失踪する話があった
    けれど
    全体の構図は、村上春樹だなぁ、という感じ

    エロスとタナトス
    主人公は、やたら女の子と寝る
    心を病んでいて?、すぐ自殺する周囲の人物

    大学紛争が終わった頃が舞台
    当時の大学生って、こういう生活はしてなかった
    と思うのだが、私が知らないだけ?

  • 『ノルウェイの森』って、ビートルズのあの曲だったんだ。
    これを生ギターで弾かれたら、涙チョチョギレるなぁ。
    文句なしの五つ星(★★★★★)

  • 文章が音楽的というか、音読で聴いてみたいと思った。
    物語そのものが面白い、というわけではないのだけれど、静かに文字の間にたゆたっているような感じが心地がいい気がする。
    物語ではなく、文章が心地がいいと感じ、続きを読みたいと思う。

  • (2013年11月20日読了)
    村上春樹に疎い私でも知っている、こちらの作品にいよいよ挑戦。でも知っているのはタイトルだけで、ストーリーは全く知らない。
    数少ない既読の村上作品は、主人公の名前がなく、ストーリーも薄暗いファンタジーや脈絡がない展開ばかりだったので、こちらの作品は、最初から全ての登場人物達に呼び名があり、順序建てたストーリーでとても読みやすく感じた。
    終盤になって、登場人物達の動きや、状況の変化が早くなり、私の読むスピードも加速した。下巻が楽しみ。

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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