- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062111102
感想・レビュー・書評
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① この本を選んだ理由
なにがきっかけか忘れたが、筆者とタイトルには惹かれた。
②あらすじ
家族がめちゃくちゃになってしまった38歳の男性が主人公。もう、死んでしまいたい、というぐらいに、気持ちが落ち込んでいる時に、ワゴンに乗った不思議な親子に出会う。そこから、人生の分岐点にワープして、人生を振り返っていく。
③感想
面白かった。
ファンタジーだが、泣けてくる。
一気に読める。
人生について考えさせられた。
④心に残ったこと
人生の分岐点に、多くの人は気が付いていないということ。振り返りもしないだろう。
⑤登場人物
カズ
妻 美代子
子ども 広樹
橋本義明
橋本健太 息子
父 チュウさん詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
家族崩壊してしまったサラリーマンが深夜に出くわした不思議なワゴン。
それに乗って人生の岐路だった時に遡り、未来を変えようとするが、現実は無情にも変わらない。
生きていると、「ああしておけば良かった」と思うことは多々あると思うが、その時はその時の判断が正しいと思って選択する。
後悔が無い人間はいないと思う。
だから一期一会の精神がよく分かる気がする。
生きる意欲が湧いてくる作品だ。
またこの物語では親子の確執が解けていく情景も描かれており、
「親子は別れようと思っても、別れられないものだ」
と言うセリフが感動した。
まさに重松作品の真骨頂だと思う。 -
自分の人生にとって、とても大切な岐路。
誰でもすぐに思いつくものなのかな?
それは、見逃している瞬間であったり、目をそむけているような瞬間だったかもしれない。
私もあった。
今でも「あのときこうしていれば」と悔しくて悲しくて居たたまれない後悔の選択。
でも、大切なのは悔やむことではなくて、
事実を受け入れて、未来を信じること。
知っていることと信じることは並列しない。
知っていることは過去。
信じることは未来。
何もできないことを悔やむより、
まだまだ長いこれからを信じたい。
受け入れて先に進む。
そうすれば明るい未来が開ける。 -
人生って、選択の連続。入試や就職、結婚など、大きな選択もそうだけど、日々の何気ない行動も、全て選択の連続なんだなぁ。重松清さんの作品は、2冊目だけど、この本も、色々と考えさせられ、内容の濃い本でした。後半は、涙が止まらなくて、一気に読んでしまいました。
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人はいつからでもやり直せる。
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どんなにイヤでも投げ出さないで生きていこうと思った。前向きになれる本。面白かった。
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インターネットで100円安いと思って間違えて買った初の電子書籍。テレビドラマを見てからの購入です。方言など概ね同じ内容でカズ、チュウさん、井川遥の映像を目に浮かべながら読んだ。だいぶ話を変えている部分もあったが、テレビの方が感動が大きかったかな。
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あのときどうしてれば良かったのか…
妻に、息子に、父親に、どう接していたら、この最悪な状況にならずに済んだのか?
後悔なく過ごしていくのは難しいけど、いつもよりほんの少し考えれば、良い方向に進んでいけるのかなぁ。