大型版 あらしのよるにシリーズ(4) きりのなかで

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (52ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062115025

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  • (読んだ時期:6歳2ヶ月)

  • オオカミのガブとヤギのメイは友達同士。遊ぶ約束をし、
    そこに向かう途中のメイが、別のオオカミから狙われ一騒動。
    ガブからすれば、仲間を選ぶか?友を選ぶか?まさに
    「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」のハムレットのような板挟み。
    2匹の仲間から、メイを助ける為に、気を引くために一芝居打ったり、体をはったりと、大奮闘。命がけで友を守ろうとする姿は、
    ある意味、動物版「走れメロス」。メイの運命やいかに…!?。
    まとめると『大切な 仲間裏切り 友守る 霧に隠すは 二頭の秘密』といったところでしょうか?

  • 2009年度  5年生  2月 合同

  • 『くものきれまに』では、他のヤギに自分がどう見られているかを知って
    落ち込んだガブだったが、
    今度は、オオカミのテリトリーに近い場所にメイを呼んだことにより、
    メイが、オオカミからどう見られているのかを
    意識するような出来事が起こる。

    きりのなか、向こうから来る相手が気になってしょうがないメイ。

    ガブだったらいいけれど、他のオオカミだったら?

    きりで見えないから声を出してはみたけれど、それもまた危険。

    お互いは、もうすっかり信頼しあっている。

    危ない場所に来たメイに、なにかあったら助けに行くと誓ったガブ。

    しかも、お互いが、そのセリフを言うところを回想で思い出す。

    ますます恋人達のように思い合っている。

    こんな危ない場所にメイを呼んだのは、わけがあった。

    ガブには見せたいものがあったのだ。

    この谷から見る月をガブは愛していて、
    それをメイと分かち合いたかったのだ。

    二匹のオオカミに襲われそうになったメイをなんとか助け出し、
    飛び込んだのは、ちいさなどうくつ。

    「あらしのよる」と同じような闇が訪れる。

    闇の中では取り繕わずに本当のことが言える。

    ガブは不器用だが、正直な気持ちを口にするタイプで、
    ここでもまた言われてみたいような言葉を口にする。

    さて、本能を超えて、お互いの種族の違いを超えて、
    どこまで大切に思えるのか、守れるのか。

    究極の、まっすぐな問いが、ここにあった。

  • やぎと狼の話。絵本だと思って適当に読み進めてたけど、とにかく泣ける。

  • 「あらしのよるに」の続編。
    他のオオカミに襲われそうになるシーンはハラハラドキドキ。羊とオオカミの気恥ずかしくなるような友情に、こちらまでにっこりさせられてしまう。

  • 霧の中で必死にメイを探し助けたガブが情けない感じに格好よかった(笑)お月様がすきだなんてなんて可愛い狼なんだろうv

  • 第四部

  • シリーズ第四弾。

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著者プロフィール

東京に生まれる。多摩美術大学卒業。造形教育の指導、テレビ幼児番組のブレーンなどを経て、現在、絵本・童話の創作、作詞、戯曲・コミックの原作、小説の執筆、講師をつとめるなど、幅広く活躍。『あらしのよるに』で、産経児童出版文化賞・講談社出版文化賞絵本賞受賞、斎田喬戯曲賞受賞。『オオカミのおうさま』で、日本絵本賞受賞。おもな作品に、「あかちゃんのあそびえほん」シリーズ、「木村裕一・しかけ絵本」シリーズ、「おはなしゲーム絵本」シリーズ、「2才からのあそびえほん」シリーズなどがある。

「2022年 『おでかけ版ごあいさつあそび+ピイちゃんパペットギフトセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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