ディック・ブルーナ ぼくのこと、ミッフィーのこと

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062128261

作品紹介・あらすじ

50年のあいだ愛されてきた「ミッフィー」の作者、ディック・ブルーナ。世界の人気者、ミッフィーはどうやって生まれたの?その成功のかげには、どんな失敗や挫折があったの?そんな77の疑問に、ブルーナさんはひとつひとつ誠実に答えてくれました。ミッフィーをはじめとする絵本の主人公たちと、ディック・ブルーナの人生がよくわかる、記念すべき一冊です。また、ブルーナさんの貴重な言葉は、「夢を実現させたい」「夢を見つけたい」と思っているすべての人にとってのヒントになるでしょう。

感想・レビュー・書評

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  • 大好きなミッフィーちゃんの生みの親、 ディック・ブルーナさんの事が分かる1冊。 シンプルな絵柄の彼の絵が未だに子供から大人まで愛されてるのは何故なのかがこの本を読んで納得出来ました。シンプルな絵を追求し、ものがたりもハッピーに終わらす。時代の移り変わりの中でも、ご自身の好きなものへの強い気持ちを持ち続けて素晴らしい人だと思いました。見習いたいし、勇気を貰えました。何より作品作りを楽しんでるのが素敵です。ミッフィーちゃんを作ってくれて感謝の気持ちでいっぱいになった。

  • うさこちゃん(ミッフィー)の作者、
    ディック・ブルーナさんのインタビューを収録。
    すべてQ&A方式で聞いているので、
    一つ一つ分かりやすく、整った対話になっています。
    これが、とても読みやすい。
    あちらこちらにお話しが飛ばないので、
    項目ごとに落ち着いてブルーナさんの考えを読むことができます。
    うさこちゃんこと、ミッフィー秘話もそうですが、
    ブラック・ベアやスナッフィー、ボリスなどの
    他の魅力的なキャラクターについても問いがありますので、
    色々幅広いお話を聞くことができています。
    個人的には、ぶたのうたこさんことポピーさんについて、
    「大人の女性が人生を楽しんでいる姿を描けて良かった」と
    コメントなさってるのが嬉しかった。
    うたこさん、未訳の作品結構あるのだけど、
    もう少し出版されないだろうかなー、なんて願っています。

    最後に2005年ぐらいまでのブルーナ著作リストがあって、
    たいへんこれが有難かったです。
    ※講談社版と福音館書店版が混在していて、
     なかなか分かりにくいんですよね。

  • ミッフィー50周年の記念に書かれたインタビュー本。私の人生を変えたと言っても過言じゃない。
    ミッフィーすきでもそうじゃない人もきっとこれを読むとヒントを得られると思う。
    夢を追うってなんなのか。生きるってなんなのか。
    ディック・ブルーナさんのおもいの詰まった本。「永久保存版」です。

  • ブルーナさんが子供の頃からいかに芸術に関して思い入れがあるか教えてくれた。かわいいミッフィーの誕生には感動した。私たち日本への思い入れも正直に語ってくれた。まだまだ現役で創作活動を続けてほしい。ミッフィーの絵本も改めて読みたくなる一冊。(図書館)

  • 読みやすい文章。
    ひとつひとつ丁寧にシンプルに語る感じが、絵本の雰囲気と同じだった。

    「でも会社の仕事に時間をとられ、絵本をつくれなきような時期であっても、自分がしたいことを犠牲にしているというようなきもちはまったくありませんでした。
    いつでも、今やっているものがいちばんいいものになるように、それに集中してやってきたのです。自分がそれを選んだ以上、どんなときでも誠実に取り組むというのが、ぼくらしいやり方なのです。(p125)」

    この文章にはっとした。

  • 星四つ

  • ミッフィーはもちろんのこと、スナッフィーが本当にかわいい。
    そしてブラック・ベアのポスターは改めてとてもかわいい・・・
    奥さんやお子さんのお話がとても良かった。
    ブルーナさんは奥さんにプロポーズしたけれど
    一度断られてしまったそう。

    『「人の気をひこうとして犬を利用するなんて、とんでもない人。それに、アーティストぶりをひけらかすのも気に入らなかったわ」
    ぼくは思わず、「まいったな」と額をたたいたのでした。』

  • ミッフィーちゃんの産みの親、ディック・ブルーナさんへのインタビュー集。
    シンプルなのにとびっきりキュートなキャラクターを描くディック・ブルーナさんのバックボーンを知ることで、より一層ミッフィーちゃんが好きになるような本。

    私は美術館に行っても、芸術家のマティスさんの作品は単純で普通で面白さを感じないなんて思っていたけれど、ディック・ブルーナさんのシンプルなデザインはマティスさんの影響を受けたと知って、改めて違った目でマティスさんの作品を見たいなって思いました。

    インタビュー集なので当たり前ですが、文章が多く絵が少ないのが残念。これなら新書や文庫で出した方がいいんじゃないかなーって思いました。

    50年のあいだ愛されてきた「ミッフィー」の作者、ディック・ブルーナ。世界の人気者、ミッフィーはどうやって生まれたの?その成功のかげには、どんな失敗や挫折があったの?そんな77の疑問に、ブルーナさんはひとつひとつ誠実に答えてくれました。ミッフィーをはじめとする絵本の主人公たちと、ディック・ブルーナの人生がよくわかる、記念すべき一冊です。また、ブルーナさんの貴重な言葉は、「夢を実現させたい」「夢を見つけたい」と思っているすべての人にとってのヒントになるでしょう。

  • ナインチェ・プラウス(オランダ語)、ミッフィー(英語)うさこちゃん(日本語:初期)
    の作者のディック・ブルーナ が原作を書くにいたった経過と現在の仕事場の状況などです。

    77の簡単な質問と回答があります。
    子供向けですので、小学生にもお勧めできます。
    生まれてから2005年までの年表がついています。

    ps.
    Nijntje Pluis(ミーフィ)からの伝言

    ブルーナさんから被災地の皆さまへのメッセージ
    Dick Bruna(Nijntje Pluisの作者)の描いた白黒の泣いているNijntje Pluis(ミーフィ)があります。

    http://www.nijntje.nl/で、
    niews
    を選び mei 2011の
    Nijntje helpt Japan
    を選ぶと、被災を哀しく白黒のないている絵と原語の文章が見えます。

  • 図書館で借りました。

     インタビュー本。
     ミッフィーを書いた人が、ミッフィーや自分のことについて語る。
     表紙のおじいちゃんが、ミッフィーの作者らしい可愛らしいじいちゃん。
     好きなことをするためには強い意志が必要だと言うことを教えてくれる本でした。

     ミッフィーが好きな人はそれだけで楽しい本。
     作品履歴、作者の経歴ものっているので、ファンには嬉しいだろう。
     とくにファンでもないけれど、そんな無夜にも読みやすかった。

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著者プロフィール

1927年、オランダ・ユトレヒト生まれ。 絵本作家・グラフィックデザイナーとして世界的に活躍。 現在までに120タイトルを超える絵本を刊行。全世界で約50カ国語に翻訳され、8500万部以上のロングセラーとなる。日本でも代表作の1964年『ちいさなうさこちゃん』(福音館書店刊)出版以来、日本のみでも5000万部以上の絵本を刊行。また絵本創作以外にもユニセフ、赤十字や「WORLD PEACE IS POSSIBLE」など、社会活動の為のポスターやロゴも多く手がけている。

「2015年 『BLACK BEAR Notepad』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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