大前流心理経済学 貯めるな使え!

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062141260

感想・レビュー・書評

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  • 大学入学まではよく勉強する日本人が大人になって勉強しなくなるのはおかしい。
    人生設計、資産運用、勉強するべきことは沢山ある

  • ■経済

    1.「もっといい生活がしたい」「持っている金を増やしたい」「持っている金でサラリーマン時代に出来なかったことを心行くまでやりたい」。そうした心を持つことが今の日本人には必要である。

    2.「官」が介入する業界は国際競争力を喪失する。

  • 第六章と第七章は圧巻でした!

  •  著者から日本人への最後の助言。そんな印象を受けた。

     世界経済に対する日本の存在感が薄れて久しい。かつて世界を席巻したジャパンマネーは鳴りをひそめ、東京の株式市場は米国の住宅ローン問題で右往左往する始末。
     今は昔、日本を目指していたアジアの国々も、急速に経済発展の足を速め、日本を追い抜きつつある。だが、少子高齢化、学力低下に悩まされる日本には、それらの国々に対抗する術もない。暗澹たる未来しか描けない国、日本。おそらく国民の多くはそんな印象を抱いているのではないか。

     しかし、果たしてそれは真実なのか。著者はこの展望に疑問を呈する。確かに、日本には資源はない。人口も減少に向かっている。企業は、外国との戦いの前に、内国企業との競争で疲弊してしまっている。だが、日本国民には、1,550兆円もの個人資産があるではないか。それを有効に使わずどうするのかと。
     この個人資産の数パーセントでも良い。統一された意思の下、この資金が運用されれば、市場を席巻することも可能だ。日本は金融国家として世界経済に存在感を示すことができる。

     現在は、日本の未来を方向付ける分水嶺だ。いかに眠れる個人資産を起こすのか。それにより、このまま沈んでいくのか、再び浮かび上がれるのかが決まる。
     仮に判断を誤るとすれば、日本人は2種類に分かれることだろう。日本と一緒に沈まざるを得ない者と、他国に活躍の場を求められる者。どう考えても、著者は後者だ。だからこそ、日本人への最後の助言と感じてしまう。
     さあ、今こそ決断の時。

  • 2011/11/4 No.19

  • 内容盛りだくさん。

  • これまでの経済動向や日本経済の実情をデータをふんだんに使って解説している本。

    非常に分かりやすい本でした(中級者向け)。

  • 日本人が何故お金を使わなくなったか、そしてそれはどのように解決していかなければならないか。そんな今必要とされていることが盛り込まれている作品だと思います。何より、構造的な分析や古典的な経済学のようなものに拠るのではなく、心理経済学という導入の仕方がとても馴染みよい。何度も読み返しては、新しい発見を得ています。

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  • 経済は大衆心理一本で激変する。

    その大衆心理の重要性、本質を知れる名著。

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著者プロフィール

1943年、福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。(株)日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。 以来ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。現在はビジネス・ブレークスルー大学学長を務めるとともに、世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして活躍のかたわら、グローバルな視点と大胆な発想で、活発な提言を行っている。

「2018年 『勝ち組企業の「ビジネスモデル」大全 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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