生協の白石さん お徳用エディション

  • 講談社
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本棚登録 : 193
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062146326

作品紹介・あらすじ

2005年に発売され「ひとことカード」ブームを巻き起こした『生協の白石さん』。心あたたまる、あの言葉が、早くも「お徳用エディション」として帰ってきました!「ひとことカード」のやりとりは今もなお続いています。「お徳用エディション」では「モビルスーツをおいてください」「自我って捨てられますか」など、「その後の白石さん」のやりとりを厳選して40本増補収録。

感想・レビュー・書評

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  • 先日、遠方の大きめ図書館へいったときに、偶然発見した1冊です。

    「お徳用エディション」なる副題に「えっ!?」となり、思わず手にとってしまいました。
    なぜなら、わたしはその昔、お徳用エディションじゃないほうの「生協の白石さん」を購入していたからです。

    震える手で(←過大表現気味)本を借り、家にあるお徳用じゃないエディションとくらべてみたところ、
    ・お徳用エディションには40本の新しいやりとりが収録
    ・最後に増補版用あとがきが追加
    ・お徳用エディションはお徳用じゃないエディションより172円本体価格が安い
    という、色々衝撃的な事実がぞくぞくと判明し、心が涙した次第です。

    ちまたには組合員の出資金をもとに、経営されているいろんな生協が存在しますが、大学にも大学生協が存在します。
    白石さんはそんな大学生協に務める方です。

    そして町のスーパーにひとことカードがあるように、生協にも要望を書ける「ひとことカード」が存在します。
    「生協の白石さん」は、そんな大学生協のひとことカードとそれへの白石さんの返答をまとめた本です。

    この白石さんの返答がまた、とってもユーモアにあふれた返答で、予想のななめ45度から切り返してくる感じがたまりません。

    ここにその応答を載せることもできるのですが、それではこのあと「生協の白石さん」を読まれる方の楽しみを、減らしてしまうおそれがあるため、ここには書きません。
    …本当は書きたいけれど…!

    そして、まだ読まれたことのない方には、ぜひ「生協の白石さん お徳用エディション」をオススメします。
    お徳用じゃないエディションを購入してしまった者としては、正直くやしい思いもありますが、「でもわたしがお徳用じゃないエディションを購入したその資金で、お徳用エディションが作られたんだ、きっとそうだ!」と思うことで、やっと心の涙が止まりました。

    ちなみに、お徳用じゃないエディションを読んだことのある者として、またお徳用エディションを再読のような形で読んだ者として、いちばん心にしみたのは、白石さんのやりとり…ではなく、最後のほうにある生協専務理事さんの書かれた184ページでした。

    184ページのおかげで、白石さんの回答がなぜ心にしみるのか、とても納得できた次第です。

  • 小学生だか中学生の時以来に読んだ。
    当時はただただ面白いなぁと思っていたけれど、改めて読むと白石さんのその誠実さと絶妙なユーモアに唸るばかりだった。

  • 白石さんと学生さんのやりとりが話題になったのは、もう20年近く前のことなんですね。本来のひとことカードの用途とは違いますが、面白くも節度のあるやりとりに、学生さんと白石さんの人柄を感じました。

    穏やかな語り口で、100%善意の人に見えた白石さんですが、繁忙期にはふざけた質問に毒を吐きそうになったそうで。思いとどまられたそうですが、そんな人間臭いところもまたよし、でした。

  • 思わず、クスリッと笑ってしまう

  • 10数年前、生協と言えば…というくらい流行った一冊。今読んでも楽しいと思うので、息抜きにどうぞ。

    所蔵情報:
    品川図書館 377.9/Sh82

  • 丁寧な言葉で楽しいお返事をする白石さん。
    全部読まなくてもだいたい分かった。

  • かなり前にはやった本
    同僚に借りて読んだ。
    手書きのひとことカード。
    ほっこりする〜
    白石さんの回答がまたなんとも言えず
    ユーモアにとんでいて
    あったかくてまじめなんだけど
    面白い。
    どんな無茶な難題でもこういう
    切り返し方だといいなーと。
    見習いたいわ(^^)
    匿名性があっても、手書きで書くのか
    ネット上で書くのかって違う気がするなぁ。

  • 友達に薦められて読んだ。笑える。温かい。

  • Wed, 21 Oct 2009

    おきらくだ.
    いわずとしれた,東京農工大の生協の白石さんと
    「ひとことカード」を通じてかわされる
    学生とのやりとりをまとめたものだ.

    一言で言えば, 「良質なはがき職人」だろうか.
    へんな質問をうまくそらして,
    生協の商品販売に結びつけたり,
    いいかんじにさばいていくところは,
    スゲー
    と思った.

    うまいなぁ.

  • 大和市立図書館 本館 所蔵
    所持×

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