ねこの根子さん

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (138ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062154857

感想・レビュー・書評

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  • ねこの根子さんは美人の三毛猫。
    子猫の時に圭介君の家に貰われてきた。

    児童文学なので大人からすれば物足りないですが、妹の麻湖ちゃんに嫉妬する圭介君や、家に入った空き巣を一家総出で撃退するなどなかなか飽きさせません。

  • ねこの根子さんは、拾われた三毛猫。圭介くんのお父さんがお酒によった勢いで「ねっこ」なんて名前にしてくれちゃいましたが、結局「根子さん」と呼ばれています。最初は根子さんだけだったおうちも、白猫や犬のエヒメくんや、圭介くんの妹が生まれたりしてにぎやかになります。そんな中でお父さんに大事件が!!動物たちの会話と人間たちの会話とが楽しくまざりあったお話。

  • ねこの根子さんは、拾われた三毛猫。圭介くんのお父さんがお酒によった勢いで「ねっこ」なんて名前にしてくれちゃいましたが、結局「根子さん」と呼ばれています。最初は根子さんだけだったおうちも、白猫や犬のエヒメくんや、圭介くんの妹が生まれたりしてにぎやかになります。そんな中でお父さんに大事件が!!動物たちの会話と人間たちの会話とが楽しくまざりあったお話。

  • 子どもに借りた。
    あんまり猫はすきじゃないけど、凛としているならありだなあ、と思えた。
    低学年用の児童書はふだん使っている言葉をわかりやすい言葉で説明してくれているところが、いい。改めて言葉に向き合えるような気がする。

  • 2009年読了。

  • 木の根元に捨てられていた三毛ネコ。一緒に捨てられていた兄弟ネコはカラスに襲われてしまったけれど、根子さんは動物好きの優しい少年・圭介くん(当時、幼稚園児)に拾われた。
    圭介くんのあたたかい家族に囲まれて、根子さんと名付けられて幸せにくらす根子さんの毎日。

    全ルビ付きなので、低学年からも読める。

  • とりあえず。可愛いやね。

  • <内容>あさのあつこの新作。子ども達に名作を! 講談社100周年企画として、あさのあつこが書き下ろした、小学生低学年向けの物語。笑えて、泣ける。じんわりと優しさが伝わってくる、動物と家族の物語です。

  • 「麻湖なんて、大きらいだ。麻湖なんて、生まれてこなければよかったのに……。」
     こんなとき、「圭介くん、そんなこといってはいけません。」なんていってはいけません。「お兄ちゃんのくせに。」なんてしかるのは、さいていです。
     ただ、だまって話を聞いてあげればいいのです。のどをごろごろいわせて、あったかさを伝えてあげればいいのです。
    「麻湖なんて、麻湖なんて、泣くばっかりで……病気になって、みんなを心配させるだけで、ちっとも、かわいくないし……。」
     圭介くんの目からなみだがどんどん落ちてきます。根子さんの頭の上にも背中にも落ちました。
     根子さんは、じっとしています。

  • 児童書。猫だけれども「猫」と分類できない、「根子さん」として存在するきりっとした根子さん。こういう猫も時にいるのだろう。作者の飼い猫のイメージから生まれた作品のようだ。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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