- Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062155359
感想・レビュー・書評
-
2014年10月19日読了。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「自分なくし」なんて云うヒトはみうらじゅんくらいだろうな。そのセオリーがなかなか興味深くて納得できる。
いつもは逆の啓発本ばかり読んでいるので、相反している
のだけど、どっちもアリだと思うほど。
どっちにしても自分はけっしてなくならないので、いつもいつも力まずに「自分なくし」くらいのつもりで生きてみてもよさそう。なんかみうらマジックにかかって、そんな風に思う。それにしても文章の内容に高尚さがひとつもない、みうらじゅんワールド満載。ある意味、凄い本。 -
現代思想関連を読んだ後に頭を休ませるためにと手に取ったこの書は、それまで読んできたものがすべてわかりやすく提起され、やさしく解説され、ある種厳しく結論付けられていた。ニーチェ、ハイデガー、ソシュール、カント、およそ形而上学のあーでもないこーでもないが全部入っている。ベースは仏教。それも般若心教と思われるが、それほどまでに懐と裾野が広いものなのだろうか。みうらじゅんがこれら思想を網羅した上での言説なのだろうか。興味は大きい。
-
滅私。
-
みうらじゅん流哲学.
みうらじゅんならではの文章ではあるが、じつは意外と真面目に心に残る文章も多々あり.
仏教思想がベースかな. -
仏教にからめたありがたい教えを上からでなくさりげなく提示してくれる。
最初は高尚な感じがするが途中からみうらじゅん色が濃く出た
下ネタ混じりになるところがおもしろい。
若い子ばかり狙うなというようなことが書いてあったが
それはあまり説得力ない。 -
最強、最高な考え方!
-
第一章の「自分なくし」は爆笑の連続。それでいて妙に納得。スゴイ!
二章目以降がちょっと失速気味で残念。
この本、今元気をなくしている方や、自分自身に閉じこもっている方には読んでほしいと思いました。
「自分なくし」が如何に自分を解放してくれるか、みうらじゅんさんは、目からうろこの提言をしてくれてます。
僕が特に目からウロコだったのが、以下の文。
「うちの家は狭すぎて困る」と、
「うちの家は広すぎて困る」では、どちらが考えとして愉快かどうか?
当然後者のほうがバカらしくていいですね。
近所を全部自分ちの近所だと考えるやり口です。
コンビニに行くときも、本屋に行くときも、病院に行くときも、公園に行くときも、飲み屋に行くときにも必ず「離れに行ってくる」と、
己に言い聞かせて出かけることをお勧めします。そして道の途中で「本当、家は広すぎて困るなァ」と、しみじみ思いましょう。
そうしているうちに、所有することの無意味さに気づきはじめ、「そもそも地球って誰のものでもないのにね」と、エコの境地にまで到達。
なんだかわかったような気になって楽しくなるものです。
みうらさんって、時代を見通す目がすごいと思うし、元気をなくしているように見える若者達に対して、スゴイ提言になっていると思う。
生き悩んでいる人にこそ、オススメの一冊です。
この本で、悩みが緩和されました! -
仏教っぽい。
「キープ・オン・バカが最大のアンチエイジング」だそうですが、この人、頭良いなあ、と。