レモンタルト

著者 :
  • 講談社
3.47
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本棚登録 : 1005
感想 : 188
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062158299

感想・レビュー・書評

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  • こんな関係も良いなと思いながら
    いつも読んでいます。

  • 姉の旦那である義理のお兄ちゃんが好きな弟の話…長野さんらしいな…

  • 久しぶりの長野まゆみ。いつもどおり、なきむしで根暗な主人公。たまには情にも雰囲気にも流されない、がつんとやり返す男を見てみたいもんですが、これは「らしさ」なんでしょう。
    素敵だったのは、名前。YとかMとか暗喩で読んでる中にふっと本名が出てくるのはドキッとする。朝比奈一哉、千原士も字面がいい。長野さんにしては普通、で、きれい。
    ただ、集団面接の話はもはや人権問題。長野さんはパンチ利かせるためかちょいちょい犯罪じみたエピソード挟んでくるけど、そこで興ざめする。現実だか夢だかふわふわした世界を描いていても、不意なスパイスが性描写の暗喩よりよっぽど生々しいんですよね。で、醒めちゃう。うーん。せっかく長野ワールドに浸っていたのに。

  • 2010/03/27

  • これほんとにもえた。感想とか以前の問題で、こういうリーマン系がすごくすきなので、これは!ってなった。千原の周りにはほんとに魅力的なひとが多すぎる。義兄に夜船に越野にその他もろもろ。夜船なんて千原をいじるたびににやにやしてるしそれが想像できるからこれまたもえるし。思わせぶりな義兄の態度ももえるし。ノンケなくせに、たまに期待させるようなこともするし。あーもえる!
    千原はなんでこんな仕事してんだろうとか思ったけど、夜船のいうことは基本的に刃向かえないのかな。いろいろよくしてもらったみたいだし。でも最後の話の脱衣に関してはやるのか?なんかそこらへんの凌辱系じゃんとか思ってしまった。
    あと、たまに千原が義兄に対して欲求の芽を出すところがいい。おさえつけていたけものが出てくる、千原がせつない。
    とりあえずさわやかなblでFA?
    個人的には夜船と千原が好物です。でも義兄もすきだ。
    先に読んだ『猫道楽』がわりと濃かったから、これはすごくさっぱりとした読み口だと思った。けれどたまにこのひと特有のちょっと艶っぽい表現が出るたび、うわあってなってしまう。

    (194P)

  • (図書館)装丁とタイトルに騙された派。謎が謎のママ終わり、読後スッキリしなかった。ただ文章の表現は嫌いじゃないので、この作家の同性愛モノではない作品を読みたい。

  • 会社役員のお妾さんの子として生まれた男の人が主人公。
    亡くなったお姉さんの旦那さんと二世帯住宅に暮らしているという設定です。
    お父さんの縁故採用で役員のお庭番(?)みたいなことを仕事としています。
    そして男色で義兄さんに想いを寄せています。

    よく事件に巻き込まれ、よく助けてもらい、思いのほかもてるらしい、みたいな。

    もうちょっと掘り下げて書かれててもいいのかなと思いました。

  • 長野さんの作品でリーマン主人公は初めてかも。主人公が振り回されるのはいつものことなので良いとして、最初の傘とか色々謎過ぎて消化不良です´`
    あと人名が頭文字だったり普通に書かれていたり、何か意図があるのだとは思うけれど混乱してしまいました;
    長野さんらしく、登場する男の人は格好いい人ばかりでした(笑)
    なんだかんだいって結局は愛されまくっている主人公という設定が大好きです。
    義兄との関係の展開を期待してたのに対して進展しなかったのが心残り´`

  • よかった~義兄と義弟とかたまらん

    もはや長野先生の本は何でも良い

    でも個人的にはあんまりだったかも?

    いつもほど綺麗とは感じなかった

    やっぱ女のひとが絡むと綺麗じゃないのかも

    夜船さん!いいね

  • 【ひとこと感想MEMO】
     
    BL系って苦手だけど、何故か長野さんのお話だけは、つい手にとって読んでしまう。
    ほんの少しミステリィアスなのが良いのかも・・・。
     

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著者プロフィール

長野まゆみ(ながの・まゆみ)東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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