僕は君たちに武器を配りたい

著者 :
  • 講談社
3.89
  • (537)
  • (844)
  • (521)
  • (88)
  • (20)
本棚登録 : 7365
感想 : 865
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062170666

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ・現代社会においては投資家の方が良いという
    少しのポジショントーク含む。
    ・一般教養を身につけろ。

  • 学生〜20代の方に薦めるキャリア本。だけどそれ以外の人にも、商品に差異をつけるのは難しいので共感できるストーリーを作る、リーダーはある意味で狂人、顧客を再定義するなど、仕事にヒントを与える話がたくさんある。徹底的にパクって逆に考える!

  • 社会人として生きる上で非常に示唆に富んだ基本事項がかかれている。危機感を煽るという意味ではとても成功している。考え方を学ぶ本としては良書だが、9年経った今ではある程度この考え事態は一般化した印象。
    この本の一番の問題はわかっていても大抵の人は本書に書かれた事が実現できない点。
    してはいけない事はかかれていたが、してはいけない事を避けた上何をすれば勝ち残れるかのピースが足りていない。調べ方の方法などがヒントとしてかかれるがここは筆者なりの考えを自分で考えろと突き放すのではなく、最低ワンコンテンツ書くべきだと思う。
    筆者なりの言い方でいえば自分が駄馬にならずに済む方法はわかっても、目的地への走り方がわからないのだ。このため私含めた大抵の凡庸な人にとっては焦らされるだけで、毒ともなり得ると感じた。

  • 前半は読む価値無し。雑な扇動誇張のオンパレードやった。後半は稼げる人種と彼らの稼ぎ方についてすっきりした仮説(その反面詳細では無い)を提案していて良い感じ。

  • 「2020年6月30日にまたここで会おう」がさらっと読める入門編だったと捉えており、著者の主張をもう少し深く理解しておきたいと思って手に取りました。

    ざっくりまとめると、日本の産業は全体に地盤沈下(海外と比較して優位な差がなくなり、コモディティ化)しているので、高度経済成長期を経験した先人に倣ってサラリーマン人生に甘んじていては貧しくなる一方だと主張し、資本主義の本質を理解して新しいビジネスモデルを創造する側に回りましょう、ということを提言している本です。

    take out
    これからも生き残るのはマーケター、イノベーター、リーダー、インベスター
    君子豹変、小人革面
    資本主義とは自分の少数意見が将来多数意見になれば報酬を得られる仕組み
    自分の知識、労働力、人脈も投資できる

  • 様々な産業で競争による企業のシェアの変化が激しい今日資本主義で活躍するためにはコモディティ化された人材になってはいけなく、様々なスキルを身につける必要がある。その中でどの産業でも言えるのはマーケティング力で、またこのような視野を養うためには投資家視点で経済を俯瞰することが大事である。

    教養の大切さ、幅広い視野の重要さを痛感し、これらを養うとともに経営のコンサルに魅力を感じた。

  • 2019年。訃報を伝えるネット記事に多くのコメントがついていた。

    『学生のときに本書に出会い、大きな影響を受けた』

    私より下の世代であろうか。少なくない人が書いていた。

    一冊の本がその後の人生の価値観を左右することがある。筆者自身が本書を著した理由に挙げた言葉。前出のコメント欄は、この本がそういう本になった証といえよう。

    私自身は、社会人として歩み始めて間もない時期に本書に出会い、そのため実際に進路を変えることはなかったが、今に至る過程で影響は受けたと感じている。まさに決断という時にこの本に出会えたひとが羨ましい。

    刊行から時が経ち、多少の時代差はあれど色褪せることはない鋭い指摘の数々に、そして筆者に心からの敬意を。2020年再読。

    ---晩節を穢す前のC.ゴーンが登場することも併せて記憶しておきたい。

  • 意識高い学生ばかり集まるイメージがあり、正直胡散臭いと思ってましたが、私がバカでした。
    「イノベーションのジレンマ」は技術が浸透する際のルールあるいは原理を教えてくれましたが、この本は我々の生きる世界の多くを支配する資本主義について教えてくれます。
    ゲームをクリアするにはそのルールを知らなければいけないのは当たり前ですが、どうも自分を含め周りの多くの人達はこの資本主義というルールをよく理解していないようだと気付きました。
    あと数年したらこの本の意義はかなり薄まるかもしれません。このタイミングで読んでおいて良かったです。

  • 少し古い本ではあるが本質は今でも十分に伝わるし、本質の重要性はより増していると思う。この手のことを述べている本は最近増えてるがこれを2011年にすでに書いていたことがすごい。

    2018.10.27

  • 少し前の本である。これまでは必要とされてきた職能は価値がなくなり、本格的な資本主義が始まることで生きていくために持つべき武器となるものを示している。

全865件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

京都大学客員准教授、エンジェル投資家、教育者。1972年生まれ。麻布高等学校、東京大学法学部を卒業後、大学院をスキップして直ちに助手に採用。専攻は民法。任期終了後は学界に残らず、マッキンゼーへ入社。3年で独立し、多額の債務を抱えていた日本交通の経営再建などを手がけながら、エンジェル投資家として極めて初期段階の企業を15年以上にわたって支援し続ける。京都大学では教育、研究、産官学連携活動に従事。「意思決定論」「起業論」「交渉論」の授業を担当し、人気NO.1若手教官として「4共30」講義室を立ち見に。各界において意思決定を先導するリーダーを育てることを目標に、選抜制の「瀧本ゼミ」を主宰。著作物やディベートの普及活動を通して、次世代への教育に力を入れていた。2019年8月10日永眠。

「2022年 『瀧本哲史クーリエ・ジャポン連載集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

瀧本哲史の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×