- Amazon.co.jp ・本 (658ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062182027
感想・レビュー・書評
-
正直政治的駆け引きの内容は難しい。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最後まで読めれば楽しかったのかもしれない。
でも、何度も挑戦したけど途中で挫折してしまった、、
文章が、まだ私には合わないのかも。
ただ、作者が言葉をすごく大事にしてて、言葉の選び方が勉強になるというか、そこが新鮮だった。
-
本を好きな人は、絶対この本を好きになると断言できる。
マツリカの本の知識や、言語の知識など、たまらない。
策略が巡らされていく感じも、とてもかっこいい。知略戦。
長い。長い本だけど、『図書館の魔女』が持つ雰囲気にとりつかれる。
ほんとに本、言葉に対する慈しみに溢れている。
なんか好き、みたいな本。 -
向かい合っている相手とコミュニケーションを取るには言葉を使うのが一番簡単かもしれない!
しかし、主人公は、言葉を発することができなくなった少女に対して、手話、あるいは別の方法でコミュニケーションを取ることを目指す。そこには当然、声で会話すること以上の困難さが待っていたが、その先には言葉にできないほどの感動があった。 -
ファンタジー好きにはおすすめ
-
鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女」マツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声をもたないうら若き少女だった―。
-
「高い塔の魔女」と呼ばれ言葉を話さないマツリカ、その少女を護るために図書館に呼ばれたキリヒト。本が好きな図書館司書などは、自ずと物語の世界に惹きこまれていくだろうという仕掛けが魔法の呪文のように散りばめられている。
-
山中で特殊な育ち方をした少年、キリヒトは海峡地域の大国である一ノ谷の最高諮問機関「高い塔の図書館」に勤めることになる。世にも恐ろしいと聞く「図書館の魔女」は、実は可憐でありながら天才な知恵を持つ少女で……。
キリヒトと「図書館の魔女」マツリカ、そして有能かつ個性溢れる司書たちが、共に海峡に渦巻く陰謀に立ち向かう。
この本は自分が高校の時に読んだもので、以来自分のバイブルのようになっている。ファンタジーではあるものの、魔法や幻想的な生物といった要素は少なく、中近世風の架空世界を叡智を以って切り開く少年少女を描く。作者の巧みな筆致、多岐にわたる知識、それらを結び紡ぐ構成には驚嘆と畏敬の念を禁じ得ない。
本書は言語学者である作者によるもので、執筆当時に世界で問題になっていたISのテロなどの社会情勢を見て、伝えたいことを発信するために執筆したという。それは作者のブログにある「文化は衝突しない」という言葉に集約されている。詳しくは、是非、作者のブログを参照していただきたい。
蔵書無し
WS