- Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062187008
感想・レビュー・書評
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上巻から引き続き、いろんな事柄が起こり、そしてそのひとつひとつが繋がっていくのが、読んでいてすごく興味深かった。前には意味が全くわからなかったことが、後になってそこまで深い意味があったのか、と感心させられることが何回もあった。終わりまでとても長かったけど、飽きることなく読み続けられた。初めて島田荘司の本を読み切った。また他の作品もぜひ読んでみたいと思う。
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この時作者が興味があったアレコレをむりやりツギハギしたかのような作品でした。度肝をぬかれるという感じではないけどさりとてラストで収束してきれいにまとまるでもなく...。やたら観光案内的なのも多いし映像化ありきだったんでしょうか。洋子の偽装のくだりは、国内最後の事件だから占星術殺人事件とわざと似せたんだろう...と思わないと読んでてしんどかったです。
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漫画の原作という感じ。
引き込まれる要素もあるが、終わってみたら、結局なんだったんだという感じ。
読んでいて、自然と話が結びついていくというよりは、あっちこっちからかき集めて、つじつま合わせしている感じ。
そのつじつま合わせのような話を、推理力で解いていく主人公も、ちょっと現実感がとぼしい。
まあ、とにかく、民間人にこき使われる警察が悲しすぎる。
このシリーズが好きな方なら、という感じ。 -
後半は解決へ向けてのストーリーということもあって勢いがつき一気読み。
星籠のこと、小坂井のこと、パクのことが徐々に明らかになっていく。
取り逃がすことがなくてホッとした。
何気なく図書館から借りてきたけれど、これ今年映画が公開されるのね。
これを映像化するって大変そう。壮大だよ。 -
歴史の謎と現代の国際犯罪を結びつけてしまうあたり、島田さんらしい想像のつかなさではある。文章も読みやすいから、長さはそんなに気にならない。ただ他に名作がたくさんあるというのに、わざわざこの作品を映画化に選んだのは激しく疑問だ。
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上下巻読了。
瀬戸内海のある島に身元不明の死体が流れ着く事件から始まり、どんどんスケールが大きくなっていきます。途中挿入される登場人物達の話も謎だらけで、上巻読了時では何が何だかさっぱり解りません。
下巻に入ると散りばめられた伏線がテンポ良く回収されていくのですが、ミステリーとしての「捻り」や「仕掛け」は無く、無難に纏まっている印象。お話自体はとても面白いのですが、魅力的な謎を力技で豪快に捩じ伏せる「御手洗潔シリーズ」らしさが無く、やや物足りないです。 -
上巻からの続き。歴史の謎が解明されていくのはワクワクするが、現代での出来事がわりと辛く…彼女も好きでやったんじゃないが…辛い。教授もアレだし…。パクの悪さがあまり描写で出てない感じがした。忽那さんとヒロ君の話しが美しくも悲しい。日本編はこれで最後なんですか…わりと最後はあっさり。タイトル素敵ですね。