かわいい結婚

著者 :
  • 講談社
3.29
  • (16)
  • (68)
  • (111)
  • (20)
  • (8)
本棚登録 : 758
感想 : 94
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062194051

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • なんか今時って感じの小説。感じは悪くなかった。読みやすいし面白くないことはないけど、はじめの「可愛い結婚」だけ読んでもういいや、って思っちゃった。

  • 男と女の考え方の違いをうきぼりにしてる、女性のためのお話。
    男も大変だけど、女も女だからこそ大変よ、
    根本的に違うんだよなあ。
    女なら誰しも思ったことがあるであろう、特有の想いをリアルに描き出してるけど、可愛らしくて面白かった。
    ふわふわして可愛くて、でもどこかどんよりする雰囲気は、表紙のイメージぴったり。軽く読めます。

  • いずれの短編も女性の視点で痛いくらいリアルな日常が描写されている。男性が女性化するような荒唐無稽な話もうまくまとまっていて、あるあると思わされてしまった。

  • かわいい結婚、悪夢じゃなかった、お嬢さんたち気をつけて。結婚をテーマに描いた3つのお話。まあ、かわいくないお話ばかり。相手とどう折り合いを付けていくかが結婚なんじゃないかと未婚ながら思いました。まわりを見ていてもそう思う。生々しい読後感。

  • 表題作他2編の短編収録。「かわいい結婚」は、ほんわかした話に見せて、実は「ズバリ」と結婚の核心をついてくる。「かわいい」だけじゃ生活は成り立たない。主人公のひかりは専業主婦。でも家事は出来ない。そんなひかりが気付いてしまう。自分の存在価値に。そして、叫ぶ「私、騙された!」。果たして結婚は「かわいい」のか。2編目の「悪夢じゃなかった」は朝起きたら女性になっていた男性の話。女性の自分に悪戦苦闘しながらも、なぜかそれが楽しくなるのが「女子マジック」。彼が新しい世界の扉を開けてしまったのが微笑ましかった。

  • ・かわいい結婚
    ・悪夢じゃなかった?
    ・お嬢さんたち気をつけて

    男女分業的な考え、男尊女卑など今もまだ根強くのこっているものを静かに描き出している。

  • 共感できるところが何もなくて、一話目の途中でやめました。
    タイトルも表紙もキュートですが、中身は決してかわいくなかった…

  • かわいい結婚、というタイトルから、内容はかわいくないんだろうな!と予想した通り。
    三作の中短編集で、どれもフェミニズムが真ん中にある。
    表題作は日記から脱せていない感じがしたが、二編目、三編目は小説として面白かった。
    簡単に解決出来るものではない、けれどそれを何とかしたいと作品の向こうでもがいているのが伝わり、他の作品も読みたいと思った。

  • なるほど

  • 通勤の行き帰り1日で一気に読んでしまった。
    山内マリコさん本はまず装飾が素敵。
    軽快に書かれた文章でファンタジーな感じがするけどこれがまた3話ともひしひし伝わる女のリアルさ。
    また読み返したくなる日がきそう。

全94件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

山内マリコ(やまうち・まりこ):1980年富山県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒。2008年「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞し、12年『ここは退屈迎えに来て』でデビュー。主な著書に、『アズミ・ハルコは行方不明』『あのこは貴族』『選んだ孤独はよい孤独』『一心同体だった』『すべてのことはメッセージ小説ユーミン』などがある。『買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて』『山内マリコの美術館はひとりで行く派展』『The Young Women’s Handbook~女の子、どう生きる?~』など、エッセイも多く執筆。

「2024年 『結婚とわたし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山内マリコの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×