成功するには ポジティブ思考を捨てなさい 願望を実行計画に変えるWOOPの法則
- 講談社 (2015年6月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062194730
作品紹介・あらすじ
夢や目標がある人に向けた定番のアドバイスがある。
ポジティブになろう!悪いことは考えず楽観的になろう!ダイエット、昇進、いい出会いなど、夢が叶った様子を想像すれば、たちまち思考は現実化する!…etc.
しかし著者の研究によれば、「夢見る人」の多くは「実行する人」ではない。非現実的な空想でエネルギーを使い果たし、行動できなくなってしまう。気分がいいのはポジティブ本を読んでいる間だけ、現実に接すればたちまち夢はしぼむ。
たとえば減量プログラムに挑戦中の女性のうち、半数にはスリムになって外出する姿など、成功後のポジティブな夢を想像してもらい、半数にはドーナツの誘惑と必死で闘う姿など、ネガティブな障害を想像してもらった。すると一年後、ダイエットに成功したのはネガティブな障害を想像していたグループだった!
目標を達成するには、ひたすらポジティブに夢見るよりも、理想と現実のギャップに注目し、対策を立てたほうが効果的なのだ。困難も障害もない世界が存在するのは、ポジティブ本のなかだけなのだから。
本書では巷にはびこる安易な「ポジティブシンキング肯定論」に警鐘を鳴らし、科学的かつ実践的な「目標を達成する4つの方法」を提唱する。
感想・レビュー・書評
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ポジティブ思考は、逆に目標達成を妨げる、というのが自分には新しかった。
前に流行った「引き寄せの法則」とか、実際に願いがかなうかどうかは知らないが、別に害もないからポジティブに考えておけばよいと思ったけど、そういうわけでもないのかもしれない。
目標達成のためには、ポジティブな面だけでなく、それを達成するために想定される障害を考えて、その障害に対処する方法まで考えておけば、ストレスに対処できる。
これまた目的を達成わけではないけども、少なくともストレスに対処できるというのが重要と思った。
試して目標達成率が爆裂に上がったら本の評価も上げます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
実に科学的。
統計と結論のとおりで障害を取り除く計画を立てるといい。
めちゃくちゃ読みやすい。 -
ポジティブが全面悪いというわけではなく、それを振興しすぎること、間違えたポジティブ信仰がよくないということ。
学びの目標など具体的事例があり非常にわかりやすく、説得力もある。 -
自己啓発
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献本にていただく。
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ポジティブ思考が全て悪いわけではない。楽天的な何事もポジティブに思考しよう!とかポジティブに思考すれば上手く行く!というような巷に良くある無責任なポジティブ思考は戒めようということである。
人は夢見ているうちに実行にに必要なエネルギーを無くしてしまう!これだけを理解して実感するだけでもこの本の価値はあります。
夢見る夢子で行動を伴わないポジティブ思考は毒になっても益にはならないというのはその通りだと思う。
実現可能な事を頭に浮かべて、現状を見て、その達成に障害となっている事と向き合いそれから計画を具体的に立ててこうどうする。これが本当の夢実現のプロセスです。
空想や妄想だけに基づいた計画は全く意味がない。
それいけドンドン方式やスピリチュアルな不思議系でもない直ぐに実践できる現実型のやり方がわかります。
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翻訳のせいか、少し内容がわかりにくい。読むのに時間がかかってしまった。しかしWOOPの法則は使えそうだし、カードも作ってみた。これで少しは目標に近づけますように・・・