[現代版]絵本 御伽草子 鉢かづき (絵本御伽草子 現代版)

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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062198707

作品紹介・あらすじ

人気作家の自由自在な想像力で、あの「おとぎ話」が新しい文学に生まれ変わった! 個性豊かな画家の美しい絵とのコラボレーションで贈る、現代版「絵本 御伽草子」シリーズ。
「鉢かづき」:観音さまのお告げで亡き母に珍奇な鉢をかぶせられた姫は、やがて父と継母に捨てられ野をさまよう野生児に――。
「群像」2015年2月号掲載の好評企画がついに書籍化!

1 町田康×絵・石黒亜矢子「付喪神」
2 堀江敏幸×絵・MARUU「象の草子」
3 藤野可織×絵・水沢そら「木幡狐」
4 日和聡子×絵・ヒグチユウコ「うらしま」
5 青山七恵×絵・庄野ナホコ「鉢かづき」
6 橋本治×絵・樋上公実子「はまぐりの草紙」

感想・レビュー・書評

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  • おとぎ話が原作だそうだがハッピーエンドで終らないのがいい。絵も素敵。

  • 鉢かづきが凄くリアリストで毒ありまくりです。

  • 絵も素敵な本。

  • 床野ナホコ女史の挿し絵が美しくも毒々しいのがまた・・・いいですね・・・
    青山先生作品は多分初読みなのですが、こういう暗くて陰湿でジメジメしてて不幸なテンションも書く人なんだな・・・
    新解釈・鉢かづき姫
    うーん、確かにたしかに・・・

  • 現代版の御伽草子。絵や描写は中世ヨーロッパ風。なんとも読めるストーリーだ。
    2018/8/11

  • 図書館の新着案内を見て予約したんですが、絵本だったんですねこれ。予想外で驚いたけど、なんだか新鮮でした。

    現代版ということで文体は読みやすく。内容も、ちょっと面白いことになっていました(鉢かづき姫が投げやりな性格になっていたり、宰相の君がヘタレだったり。妙なリアリティがある/笑)。
    絵はまぁ綺麗だけれど、日本のお話・登場人物なのに、髪や瞳の色が黒じゃなかったり、洋装だったりするのは不思議でした。現代版だから、自由な発想で表現してみたのかしら?

  • やっぱり きもい

  • こんな話だったかしら?と思っていくと、あら不思議、意外にも、そう外れていない物語。(後ろについているお伽草紙を読んでみて感じました。)
    イラストの金髪な外国物とは違いますが…

  • 青山七恵が描く現代版御伽草子。大和、河内、伊賀と言いながらシュミーズ姿で金髪。不思議な違和感が不気味さをそそる。膝下にのぞく脚、宰相の君と絡み合う腕が何ともエロチック。最後まで不気味で淫猥な世界が続く。ありきたりの幸せに満足できず放浪する心。常識とは何か幸福とは何かを問いかけられた。

  • こちらも楽しみ!!!

    講談社
    http://book-sp.kodansha.co.jp/topics/otogizoushi/
    shono naoko illustrations
    http://zinc.boy.jp/top.html

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著者プロフィール

二〇〇五年に「窓の灯」で文藝賞を受賞しデビュー。〇七年「ひとり日和」で芥川賞受賞。〇九年「かけら」で川端康成文学賞受賞。著書に『お別れの音』『わたしの彼氏』『あかりの湖畔』『すみれ』『快楽』『めぐり糸』『風』『はぐれんぼう』などがある。

「2023年 『みがわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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