- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062199452
作品紹介・あらすじ
天ツ神の指令を受け取るのは君たちの役目なんだよ。よく耳を澄ませ、目を凝らせ。神の言葉を聞きのがすな。――予兆が起こり、間もなく黄泉ツ繭が破れると「知る者」が告げる。
破れれば大量の黄泉ツ神がこの世にあふれ出し、この地を未曾有の災いが襲うという。
はたして、アレイたちは天ツ神の計画をつかみ、黄泉ツ神を封じることができるのか。
古事記を下敷きにした、学園異能ファンタジーの第3巻!
感想・レビュー・書評
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いい展開で速やかにハッピーエンド
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ようやくアレイの抱えているものが明かされた。姉も何かあるかと思ったらそういうことなのか。全部上手いこと組み立てられていた。アレイのおかげで知識をつけることがすごく魅力的なものに思えたし、Qのおかげで数学の奥深さを知ったし、ヒカルのおかげで音楽や奏でることの尊さを知ったし。3巻一気読み。おもしろかった!これは自信を持って子どもたちに勧められる。
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なかなかハラハラする物語だったな~、と思いながら、ハッピーエンドを迎えて、いよいよ本を閉じようとしたそのとき、衝撃はやってきた。正直、数字のほころびなんて、仲間外れを作ろうと思えば何とでもなるよな、と思いながら、あくまで数学好きを押し出したいがために、そんな遊びを散りばめているんだろうなって、深く考えてなど見ませんでした。でも、その答えの並びそのものに、そんな意味があったとは…!音符への読み替えまではまあ、なるほどって感じで普通に読み見進めていたけど、最後の種明かしは、それこそビックリ仰天でした。恐れ入りました。
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話にスピード感があって、1巻から3巻まで一気に読んだ。
一つ一つ謎が、テンポよく解き明かされていくので、読んでいて楽しかった。頭の中で、丁度上手く映像化されていくテンポなんだと思う。
それぞれのピースが、最後に繋がっていく様子も面白かった。数学の問題でピタッと答えが出て、頭がスッキリする感じに似ている。
物語に出てくる古事記、世界の遺跡、数学の魔法陣などについても、いろいろ調べ知識を広げてみたくなった。 -
七人のカンナギは勢いを増す黄泉ツ神を封じる解を発見できるか
周到に張られた伏線が回収される学園異能“数学”ファンタジー最終巻 -
読み終わったあとに深呼吸。ちょっとした爽快感があった。変化が苦手な主人公と、異端児の集団が力を合わせ一体化していく。児童書だが、大人でもたっぷり楽しめる内容。
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あれよあれよと終わってしまった。
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・古事記がベースの話だから神話に詳しくないと難しいかと思いきや、新しい登場人物が出てくる旅に自然な流れで何度も丁寧に説明してくれるから大丈夫。世界観を少しずつ理解しながら読み進めることができた。
・アレイが成長している!素敵な仲間ができている。仲間と助け合ったり、笑いあったりしている。そこになんだか感動する。
・登場人物それぞれに役割があり、しっかり活躍しているのが好き。わくわくする。
・古事記、ハーメルン、ストーンヘンジなどの世界遺産、算数の円周率、なんで?なんでいろんなことがこうつながっているのだろう??富安さんの力??